片付けない子どもを成長させる効果的なテクニック3選
「片付けなさい!」と言っても一向に動かない我が子。床に散らばったおもちゃを踏んでヒヤッとしたり、リビングが戦場のようになっていたり...。毎日イライラの種が尽きません。でも、片付けの仕方は教えてあげないと身につかないんです。長年の小学校勤務で学んだ、子どもが楽しく片付けられるようになるコツをお伝えします。
■片付けをしない子の特徴
小学校での勤務経験から気づいた片付けが苦手な子どもの特徴は、「何から始めていいかわからない」「物の定位置が決まっていない」「途中で別のことに興味が移ってしまう」などです。担任の先生方からも、同じような観察が多く聞かれます。
それでは、明日からすぐに始められる方法を3つご紹介します!
1.「見える収納」で迷わず片付け
クラスの道具箱整理で効果バツグンだったのが、「写真ラベル」です。引き出しに「これが入る場所」の写真を貼るだけで、子どもたちがスムーズに片付けられるように。家でも、おもちゃ箱や本棚に同じ工夫を。
効果的な声かけ例
「あ!この恐竜さん、写真と同じ場所に帰れたね」
「迷子にならないように、お家の写真見てみようか」
NGな声かけ例
「何回言えば分かるの!」
「また適当に放り込んで...」
2.「5分片付け」で気持ちスッキリ
「宿題の前に5分だけ」「おふろの前に5分だけ」など、たった5分でも、毎日続ければ驚くほど部屋が変わります。最初は「このブロック全部」より「赤いブロックだけ」など、絞って取り組むのがコツ。
効果的な声かけ例
「赤いブロック、全部見つけられるかな?」
「お風呂までの5分、パパと競争しよう!」
NGな声かけ例
「また放ったらかし!」
「となりの○○ちゃんは上手にできてるのに」
3.「お片付けビンゴ」で楽しく習慣づけ
授業後の片付け時間が楽しみになるのは「お片付けビンゴ」です。マス目に「本を3冊戻す」「床のものを拾う」など具体的な目標を書いて、クリアしたらシールを貼ります。これ、家でも大活躍!
効果的な声かけ例
「今日はどのマスに挑戦する?」
「すごい!3つもビンゴできたね!」
NGな声かけ例
「散らかし放題!いい加減にして!」
「自分でやりなさい!」
まとめ
子どもの片付けは、根気よく習慣づけることが大切。一気に完璧を求めず、「できたね!」の声かけを増やしていくと、子どもの「やってみよう」という気持ちも育ちます。
いつか「片付いた部屋って気持ちいいね」と言える日を目指して、できることから始めていきましょう。
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