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【名古屋市瑞穂区】庭園の見学は無料・登録有形文化財『東山荘(とうざんそう)』で新緑を楽しむ

Satoko_Okumaライター/ごま食堂(名古屋市)

地下鉄桜通線「瑞穂区役所」駅1番出口から歩いて12分、市バス「田辺通2丁目」停留所なら5分ほど、桜の名所として有名な山崎川沿いにある『東山荘(とうざんそう)』に行ってきました。

山崎川沿いを歩いていると、道案内の小さな看板が。
山崎川沿いを歩いていると、道案内の小さな看板が。

『東山荘』とは、大正時代に建てられた綿布商・伊東信一氏の別邸です。伊東家の山荘の意味で「東山荘」と名付けられたのだそう。
伊東氏没後は、名古屋市へと寄贈。「広く市民に公開して欲しい」との遺言を受け、昭和14年より一般開放されています。

茅葺の門すぐ横にある、色鮮やかなツツジの美しいこと!
主屋の中にある、茶室や和室、洋室は要事前予約&利用料金がかかりますが、なんと庭園の見学は無料。見学時間内なら、自由に散策することができます

入り口には「庭園内見学をご希望の方は事務所にお申し出ください」との看板も。
門をくぐり、向かってやや右側に進んだところに、事務所の建物があります。受付を済ませると、散策用のパンフレットもいただけます。

受付を済ませたら、さっそく庭園内へ。敷地面積は、およそ1万2千平方メートル(3600坪)と広大!近代和風建築の主屋を取り囲む「回遊式日本庭園」が広がります。

この日は雨上がりの薄曇りでしたが、雨に濡れた新緑の美しかったこと!

緑の中に佇む、主屋の外観も見学できます。

建物は「名古屋市都市景観重要建築物」「国登録有形文化財」に選定されています。こちらは常時公開はされていませんが、茶室・和室・洋室ともに事前申し込み制で利用できます(利用料金が必要です)。また、毎月一回市民茶会を開催しているので(次回は5月16日・一席700円チケット事前購入制)興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

見事な青紅葉。紅葉の時期にも来てみたくなります。

正面の門をくぐり、事務所に向かう途中にあるツツジはまだ咲きかけ。満開になるのは、5月の上旬でしょうか。訪れる度にその時期ならではの美しさ、四季折々の景色が楽しめそうです。

座って休憩できるスペースも。この奥には、藤棚や花壇もありました。途中で一息つきながら、じっくりと庭散策するのも楽しそうです。

地下鉄の駅からは少し距離がありますが、ウォーキングがてら立ち寄るのにはぴったりだと感じました。ちなみに、専用駐車場(無料)が用意されているので、近くに来た際に立ち寄ってみるのもおすすめです。

名古屋市内の中心部からも好アクセス。趣ある近代建築(外観)と自然豊かな回遊式庭園を堪能できる『東山荘(とうざんそう)』。ゆったりとした時間を過ごしたい人にぜひ訪れてほしいおすすめスポットです。

施設詳細

名称:東山荘(とうざんそう)
住所:愛知県名古屋市瑞穂区初日町2丁目2
電話番号:052-831-2672
開館時間:9:00〜16:30
休館日:月曜日(休日の場合はその直後の休日以外の日)、12月29日〜1月3日
WEBサイト:(外部リンク

ライター/ごま食堂(名古屋市)

名古屋市在住のフリーライター・大熊智子です。各種広告や企業広報を中心に【書く仕事】をしています。得意分野は、アート・医療・健康・地域文化・食・暮らしなど。取材・インタビューもお任せください。 また、『ごま食堂』の屋号で「食や自然を通じて、すこやかになる」をテーマに、料理教室やワークショップも開催。 グーグルマップなしでは目的地に辿り着けない方向音痴ながらも、趣味は散歩と町歩き。おいしい・楽しい・行きたくなる、名古屋の魅力をお伝えします。

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