【絶対やめて】子どもを褒められたときに言ってはいけない一言【具体的な対応も紹介】
子どもを人から褒められたとき
・うちのこなんて全然ダメですよ~
・普段はこんな感じじゃないのよ
・うちの子ってホント抜けてて、こないだもこんな失敗して~
こんなことを言っていませんか?
もし言っているのであれば、ちょっと待ってください。
実は、こんな何気ない親の言葉を子どもはしっかりきいているのです。
言葉がわからなくても、どんなことを言っているのか雰囲気で伝わる、ということもあります。
褒められたときに子どもを下げることを続けると、子どもの認知が歪み、子ども自身の可能性を狭めてしまう恐れがあります。
この記事をぜひ最後まで見て、返す言葉を変えていきましょう。
日本独自の謙遜文化
日本は謙遜の文化、自分を下げることで相手を上げるという独特のコミュニケーションがあります。
現代日本では、相手に褒められたからと言って子どもを自慢する方が珍しいのが現状です。
しかし、子育て中の謙遜は一歩間違うと子どもの心を深く傷つけ、やる気や意欲を奪ってしまう恐れがあります。
子どもに限らず、家族やパートナーを褒められたときも同じような対応をしてしまう人多いですね。
結論から言ってしまうと
うちの子なんて
と子どもの前で言うのは今すぐやめてください。
私は保健師や保育園看護師という仕事柄、多くの子どもと触れ合ってきました。
それと同じ数、いろいろな保護者の方とも出会ってきました。
どんな子にも必ず素敵な面があります。
子どものいいところは、毎日一緒にいるとつい見過ごしてしまいがちです。
そのため、私は出会った親子には必ずお子さんの素敵なところを伝えるようにしていました。
子どもに対して、褒める言葉を伝えたときにわざわざ子どもを下げたり、子どもの失敗を笑いながら暴露したりしてしまう。
そんな親御さんは実はけっこう多いんです。
照れ隠しもあるのでしょう。
ですが、親の横で自分のことを話されている間多くの子はさみしそうな、悲しそうな表情をしていました。
せっかく褒められたのに。
大好きなお母さんやお父さんに自分の恥ずかしい話や下げる言葉を話された子どもは一体どんな気持ちでいるでしょうか。
自分がされたらどう思う?
こ自分がもし、他の人に褒められたときに、パートナーや親が自分を下げるようなことや自分の恥ずかしい失敗談の暴露をしたらどんな気持ちになるでしょうか?
・悲しい
・つらい
・さみしい
・みじめ
・はずかしい
・不信感
・残念
・怒り
きっとこんな気持ちになるのではないでしょうか?
私だったらこんな気持ちが湧いてきます。
自己肯定感が下がって無気力に
褒められるたびに下げられたり、失敗を笑い話にされた子どもは自己肯定感が下がっていきます。
そして
褒められたら一番大好きな親にけなされる=褒められたくない=褒められるような行動を避ける
という悪循環にはまります。
どうせ嫌な思いをするなら頑張ることをやめよう、と無気力になってしまうんですね。
子どもを褒められたときの具体的な返し方
そうはいっても、子どもを褒められたときとっさになんて返したらいいかわからない…
と思うそこのあなた!
いやみにとられず、子どもの自尊心を傷つけず、みんながイヤな思いをしない対応についてお伝えします。
慣れればとっても簡単!なので、もしまだやってなかったらぜひ取り入れてみてください。
具体的な方法は、
褒めてくれたことにお礼+嬉しいね!
例:)友人に子どもを褒められた
わ~、ありがとう!
○○(子どもの名前)!褒めてもらえてうれしいね
子どもが近くにいれば、お礼+名前+嬉しいね!
というワンセットで言ってみましょう!
褒めた方も、お礼を言われて嫌な思いはしないですし、子どもには褒められたときは素直に喜んでいいんだよというメッセージを伝えられます。
つい子どもを下げてしまったら
これまでずっと謙遜していた方は急に変わるのは難しいかもしれません。
もし褒められたときに子どもの前で子どもを下げるような言動をしてしまったらぜひ、あとからフォローしてください。
・あのときはあんな風に言っちゃってごめんね
ママも○○はできると思っているよ
・いつもはできないなんて、本当は思ってないよ
こんな風にあとで一言付け加えれば、少なくとも子どもの自己肯定感を守れるでしょう。
とはいえ、なるべくは下げないで済むのがいいので、ぜひ何度も繰り替えし練習してみましょう!
生活や声かけの中に少しずつでも取り入れていくと、子どもの行動がガラッと変わります。
これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!