【日野市】ゴリマッチョな看板なのに。「お母さん、ただいま!」と戸を引けば。人情酒場の「リキホルモン」
こんにちは♪ 東京都の"ど"真ん中で日野愛を叫ぶ、地域ライターのひのさんぽです(^^)
豊田駅北口を出てすぐの右手路地へ向かうと、そこには古き良き「赤ちょうちん」がよく似合う小さな昭和の酒場通りが現れます。
「あかり鳥」に「まこっちゃん」、「一心」、「星の家」etc。
長年この地で暮らすひの通の皆さんなら、ALLコンプリートをしていることでしょう。しかし、10数年前に日野市民になったばかりの私には、その中にある、どう見てもゴリマッチョな「リキホルモン」に限っては、扉を開けにくい!
先日、ほろ酔い気分のはしご酒の2軒目に、友人に誘われ初めて「もつ焼 リキホルモン」へ行くことに。
真っ赤な看板に書かれているのは「リキホルモン」という、相当強そうな店名。パワフルでごつい感じのお店? どんないかつい親父がもつを焼いているのかと思いつつ、そっと戸を引いて中に入ってみました。
店内はコの字方のカウンターがぐるり。古くからあるお店だそうですが、店内はとっても清潔感があります。
「写真は恥ずかしいわぁ〜」とのことで、お店の皆さんの写真はありませんが、ご年配のお母さん二人とお姉さんが切り盛りする、とってもアットホームな雰囲気の居酒屋さんでした!
全然ゴリマッチョじゃない! むしろ、「お母さん、ただいま〜」と言いたくなるような実家感です。
お家ご飯のような、ホッとする「おかず」のメニューにも安堵感が広がります。おしゃれなお店によくある、「字面からは味も見た目も全く想像ができないヒトサラ」とは違うのです。
そう。全部わかるんです! メニュー全部わかるやつ!
「あ〜、これがいいんだよ!」と、ほろ酔いメンバー満場一致。
お酒はビールに日本酒、ウイスキー、焼酎、ホッピーなど。
「まずはビール!」とオーダーしたら、手作りのかわいいコースターがテーブルに。こういうのも嬉しい。心が温かくなるよ、お母さん!
ちなみに、カウンター用と、テーブル用はこのコースターの色が少し違うんです。
生中で乾杯! 中ジョッキも昔ながらのサイズでたっぷりはいっています。
ふと横を見ると、カウンターの脇には裏紙を切ったメモ帳。昔はよく見た光景ですが、最近はとんと見かけなくなりました。ものを大切に使う姿勢は、見習わなくてはいけませんね。
お母さん達が忙しそうだったので、メモに注文を書いて渡したところ、「あら、書いてくれたの? ありがとうね〜」とお母さんが優しくて、もう泣きそう。
ここからは「リキホルモン」のご飯を紹介!
こんがり表面に焼色がついていて美味しそう♪ お肉もボリューミーで、噛む毎にモツの味わいが、お口に目一杯広がります。新鮮なモツなのでしょうか。臭みは全く無く、美味しい! 塩でいただきましたよ。
串いれはガムの空き箱。(空きケース?)
こういうのもいい!
「お弁当にも良く入ってたよね〜」と、懐かしい会話が膨らみます。
「はいよ! チャーのハン!」とお母さんが元気に運んでくれるチャーハンはパラパラなのに、ご飯はしっとりしていて美味♪
お母さんたちと他愛のない話をしながら、飲んで食べて心安らぐ時間を過ごせました。
「リキホルモン」という力強いネーミングとは裏腹、昭和感のある人情味あふれるお店でした。お母さん、いつまでも元気で、この場所で美味しいご飯と、人の温もりを提供してくださいね!
もつ焼リキホルモン
住所: 東京都日野市多摩平2丁目1−10
TEL:042-583-1216
営業時間:17時〜23時
定休日:日曜