【田原市】おかずクレープってどんな味?モチモチしっとりクレープを心を込めた空間で
七ツ山の麓、259号線を少し入ったところに、「CAFEななつやま」はあります。2023年5月25日にオープンした、クレープと甘味が評判のお店。「江比間にクレープのお店があるらしい」と聞いて、さっそく行ってきました。
お店の外観
小豆色の日よけ幕が印象的。お店の前にはツツジや小手毬など季節の花が咲いていました。
▼入り口の前に置かれたメニュー
店内の様子
扉を開けると、ふっと空気が変わり静か。入ってすぐのところには、書と生け花が出迎えてくれます。
▼お店の中に進むと、明るく開けた空間が広がります。左手には厨房とカウンター。木の温かみを感じる和の空間は、田原市の大工さんが手がけたそうです。開けられた小窓からは時折、やわらかな風が吹き込みます。
カウンターには店主手作りのシフォンケーキがありました。味はプレーンのものや甘夏、黒蜜など、日による。置いていない日もあって、出会えたらラッキー!ひとつ200円(税込)。千本格子の奥には客席がちらりと見えます。
店名の由来
店名の由来を聞いてみると、「この地域(泉地区)で親しまれている山の名前からつけさせてもらいました」とのこと。「学校の校歌にも出てくるほど『七ツ山』は地元の人にとって馴染みのある山なんです」と話します。
千本格子で区切られた場所は、鯛と鉄瓶が吊るされた特別な空間。奥にはその他に4人掛けのテーブルが5つあります。
客席は大きく窓がとられているので明るく、お庭がよく見えます。窓の外には色とりどりの花や新緑が見え、春だなぁと嬉しくなりました。
メニュー
メニューはクレープと甘味、ドリンク。定番のチョコバナナホイップにするか「おすすめ」と書かれたあんこホイップにするか。はたまた、おかずクレープにするか。迷いましたが、お昼時でお腹がすいていたのと味が気になり「大葉とチャーシュー」をオーダーしてみました。飲み物は喉ごしすっきりジンジャーエールに決まり。クレープの生地は注文後に焼かれます。どんなクレープが運ばれてくるか、楽しみにして待ちます。
視線を窓の外に移すと、植木の花が花盛り。白やピンクの花の周りには2羽のアゲハチョウが羽を忙しく動かしながら行き交います。よく見ると小さなシジミチョウも飛んでいました。
クレープとジンジャーエール
運ばれてきたクレープは、スタンドにするりと載せられています。下には木のおぼんが敷かれていて、茶色にクレープ生地のクリーム色と野菜の緑色が映えます。写真には写っていませんが、粉チーズが添えられていて、クレープにトッピング可能。
クレープの中には、チャーシューとレタス、田原でとれた大葉がぎっしり入っていて、甘辛い八丁味噌で味付けがしてあります。かぶりつくと大葉の香りが爽やか。生地は滑らかな舌触りで、ほのかな甘みがあります。厚みのあるチャーシューとしゃきしゃきレタス。ガブッと一緒に食べると美味しい!クレープの生地がもちもちしっとりとして具材を包み込んでいて、こぼさずに食べられるのも嬉しいです。「ランチ時に食べられるクレープを」と、2023年の7月からスタートしました。
クレープの合間にゴクゴク飲むジンジャーエールも美味しかったです。器が素敵で嬉しい。クレープとジンジャーエール、交互に口に運びあっという間に食べ終えました。食べ終わるそばから、自家製あんことホイップのクレープとあんみつが気になる。お店のロゴの小豆色を見ても、自家製あんこが連想されます!ゆったりと開放的なスペースでいただくクレープに気持ちも和みました。
七ツ山の話をする店主の柔らかな表情も印象的でした。夫婦二人でカフェをスタートさせた当初は、反響の大きさに喜びを感じつつ戸惑うこともあったそう。この日訪れたのはお昼時でしたが、私の次にも2組お客さまが来られました。お客さまを迎え、クレープの生地を焼いたり、珈琲を淹れたりと、丁寧にひとつひとつ進めます。5月21日からは田原の中学生の職業体験も受け入れる予定です。七ツ山の麓、季節と共にお店の毎日が紡がれていきます。
※※内容と価格は2024年5月時点のものとなります。
基本情報
住所:愛知県田原市江比間町郷中21番地
営業時間:8:00~17:00
定休日:火曜日・水曜日
駐車場:有り 店舗に併設
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