初夏の赤城で自然散策と神社巡りの小旅へ!新緑とツツジの赤城を歩く
赤城の自然は格別だ。何度訪れても全く違う表情を見せてくれる。
登山やハイキング、キャンプ、温泉、パワースポットと見どころが多く、人それぞれ自由に楽しむことができるのも魅力だろう。
今の時期であれば、赤城山の新緑とツツジがおすすめだ。
濃い桃色のアカヤシオ、純白のシロヤシオをはじめ、オレンジ色が鮮やかなレンゲツツジなど、5月から6月にかけてさまざまな種類のツツジが次々に開花し、その数は50万株ともいわれる。
そんな赤城山の大沼湖畔には、赤城神社が鎮座する。群馬県屈指のパワースポットで、晴れた日は青い湖に朱色の社殿がよく映える美しい神社だ。
今回は、そんな赤城の魅力をご紹介したい。
赤城の魅力
赤城山は日本百名山の一座でもあり、今の時期は登山道にもたくさんのツツジが咲き、目にも楽しい山歩きとなる。
登山をしなくても、湖畔の周囲を巡るハイキングコースも整備されているため、気軽に大自然を満喫することが可能だ。
群馬県屈指のパワースポット、赤城神社で開運祈願
赤城姫の伝説が伝わる赤城神社は、この女神さまに願うと女性の願いは必ず叶えられるといわれ、特に女性に人気のパワースポットである。
赤城神社を特に美しいと感じたのは霧の出た日の朝だ。晴れた日の姿も良いが、真っ白な霧の中、湖畔にぼうっと浮かび上がるように建つ朱色の社殿はとても幻想的である。
【基本情報】
赤城神社
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山4-2
アクセス:
・電車の場合
「JR前橋駅」北口より関越交通バス 富士見温泉経由乗車、約70分(土日祝日は直通バス運行あり)
・お車の場合
関越自動車道「赤城IC」より約60分
参拝時間:9:30~16:30
駐車場:有(無料、8:00~18:00(夜間利用不可))
赤城神社公式サイト
登山しなくても!小尾瀬と呼ばれる覚満淵でハイキング
赤城山の山頂エリアに広がる湿原、覚満淵は小尾瀬と呼ばれる。一周約1km、約30分で歩くことが可能だ。木道が整備されているため、気軽にハイキングを楽しむことができる(現在、一部区間で通行禁止)。
覚満淵では湿原に咲く花々を観ることができるのも魅力だろう。
6月のレンゲツツジをはじめ、四季折々の美しい赤城の自然を凝縮したような絶景が広がる。
【基本情報】
覚満淵
住所: 群馬県前橋市富士見町赤城山
アクセス:
「JR前橋駅」北口より関越交通バス 富士見温泉経由乗車、「赤城山ビジターセンター」まで約90分(土日祝日は直通バス運行あり)
駐車場:ビジターセンターに駐車場有
※赤城神社まで約1.2km
癒し効果抜群!森林セラピー基地、赤城自然園で大自然を満喫しよう
山頂エリアからは少し離れるが、赤城の自然を満喫する場合、赤城自然園もおすすめのスポットだ。
春先から初夏にかけて、日々違う花々が開花し、3日と同じ風景はないのだという。癒し効果が科学的に検証された森林セラピー基地にも認定される。
木の皮を敷き詰めたという散策路は踏み心地が良く足にも優しい。
先日訪れたときにはキビタキにも出会うなど、自然界の植物や生きもののありのままの姿を観ることができる。
【基本情報】
赤城自然園
住所:群馬県渋川市赤城町南赤城山892
アクセス:
・電車の場合
「JR渋川駅」からバス・タクシーで約20~40分
渋川駅と赤城自然園間のバス運行あり(運行は4月~11月の開園日、詳細は公式サイトをご確認ください。)
・お車の場合
関越自動車道「赤城IC」から約10分
開園日:
4月~11月:火曜日を除く毎日(4、5月は無休)
12月~3月:土・日・月曜日(年末年始除く)
営業時間:9:00~16:30(入園は15:30まで)
入園料:大人1000円、中学生以下無料、セゾン・UCカード会員500円
駐車場:有(無料)400台
赤城自然園公式サイト
※赤城神社まで約25km
最後に
気軽に赤城の自然を満喫できるスポットとして覚満淵や赤城自然園をご紹介したが、しっかりとした歩きやすい靴や虫除けなどの対策は必要だ。
覚満淵の向かい側には県立赤城公園ビジターセンターがあるので、そこで情報収集するのも良いだろう(熊の目撃情報なども要確認)。
豊かな大自然と絶景を観に、赤城を旅してみてはいかがだろうか。
【参考資料】
赤城自然園 配布パンフレット
赤城自然園公式サイト
赤城神社公式サイト
前橋まるごとガイド 公益財団法人 前橋観光コンベンション協会 「赤城神社(富士見町)」 「覚満淵」
特定非営利活動法人 森林セラピーソサエティ 「群馬県渋川市 赤城自然園」