全国的に夏が到来しつつあるが、北海道はまだまだ涼しい。避暑もかねて北海道の温泉地に出かけてみてはどうだろう。

登別温泉など有名な温泉地は観光客が多いため、ひとり旅（ソロ温泉）には向かないかもしれない。のんびりと一人の時間を楽しめる５つの温泉地をピックアップしてみた。

トムラウシ温泉（新得町）

北海道のど真ん中に位置する一軒宿「東大雪荘」。日本百名山トムラウシ山登山の拠点であり、日常から隔絶された大自然の中で、静かな時間を過ごしたい人には最適。

スマホは通じるものの、Wi-Fiはひ弱な電波がロビーの一部で使用できるのみ。デジタルデトックスにもおすすめだ。

稚内温泉（稚内市）

日本国内最北に位置する稚内市にある稚内温泉「童夢」は、最北の温泉施設。残念ながら源泉かけ流しではないが、塩分の強い湯を楽しむことができる。何より最北の地というロケーションに旅情をそそられる。タコしゃぶなど海鮮グルメもぜひ味わいたい。

川湯温泉（弟子屈町）

道東に湯煙を上げる温泉地で、近くには屈斜路湖や硫黄山など北海道の大自然を満喫できるスポットが多数ある。北海道では貴重な酸性泉が豊富に湧いており、温泉好きにはたまらない。

利尻島・礼文島

北海道の北部に位置する自然豊かな離島。特にシンボルである利尻富士は圧倒的な美しさで、訪れる人を魅了する。

火山帯に属しているため、利尻島・礼文島ともに温泉が湧く。利尻島には「利尻富士温泉」と「利尻ふれあい温泉」、礼文島には「うすゆきの湯」というすばらしい温泉がある。

温泉も魅力だが、滞在中は登山や海の幸など島の大自然も堪能したい。アクセスは大変だが、わざわざ訪ねる価値がある。

帯広温泉（帯広市）

帯広駅周辺は、温泉ツウにも評判なモール泉が湧くエリア。温泉銭湯から駅前のビジネスホテルまで、かけ流しのモール泉を楽しめる。

特に温泉銭湯「アサヒ湯」はモール泉の最高傑作。温泉好きなら、ぜひ近隣の湯めぐりに出かけたい。

市街地なので観光スポットにもアクセスしやすく、飲食店なども選び放題だ。