【富士宮市】富士山本宮浅間大社と村山浅間神社で富士山お山開きの神事 登山者や登山道関係者の安全を祈願
7月10日、富士山お山開きの本日、富士山本宮浅間大社、村山浅間神社にて、夏山シーズンの安全を祈願して、さまざまな神事や催しが行われました。
富士山本宮浅間大社では、登山客を運ぶバスの安全祈願をしたあと、富士宮市の須藤市長が夏山シーズンの開幕宣言、旅館組合の関係者が富士山の標高にちなんだ3776ミリの大きな金剛杖を担ぎ、夏山の安全を祈願する神事を行いました。
続いて、村山浅間神社の駐車場にある外国人で初めて富士山に登った英国のラザフォード・オールコック公使の像へ須藤市長、英国大使館の方、ミス富士山で献花が行われました。
この後は、村山浅間神社境内へ移ります。
鳥居前の階段には地元根北中学校の生徒達が、日本やイギリスの国旗を持って歓迎していました。
水垢離では、冨士山信仰の行事として、かつて修験者が富士登山の前に神社の水垢離場にて、富士山に入る前に山から湧き出る神聖な水で心身を清めたそうです。
根北中学校の生徒たちがふんどし姿で水に打たれて身を清めました。
村山登山口の注連縄を切り、入山儀式から聖護院の修験僧が帰って来ると、浅間神社前で正式参拝が行われました。
この後、護摩壇に移動します。
護摩焚きでは、まず山伏問答があります。
この山伏問答を根北中学校の2年生8名が体験しました。
そして、弓と斧の作法が奉納されます。
そして火がつけられます。
護摩の煙が天に供物を運び、また火が心の中の煩悩や悪行を焼き尽くす意味があるそうです。
また護摩木に書かれた願いを天に届ける意味もあるのだそう。
煙はまるで天と地を結ぶハシゴのように、力強く空へ立ち昇っていました。
富士登山の幕開けを告げるとともに、登山者の安全を祈願する一日。
20時からは神田川ふれあい広場にて手筒花火の披露も予定されています。
富士山お山開きの今日、富士山への感謝とともに、富士登山者や登山道関係者の安全を祈願しませんか?
富士山開山奉納手筒花火
会場:神田川ふれあい広場
住所:富士宮市宮町1-1 富士山本宮浅間大社内
追記(2024年7月12日)
富士山開山奉納手筒花火の写真を提供して頂きました。
終わった手筒は商売繁盛になるとのことで1000円で販売されたそうです。
飲食店や個店の方々が購入していたそうです。