『出張商店街』や『西の市』にも良く出店されている炭火焼きの串もの、ザンギ、チャーシューなどがおいしい『ToriTonあき』さん。

イベントなどでは、よく購入させて頂いていて

「取材にお伺いさせてください！」

と、お願いしておきながら、駐車場のことや、夜に営業されていることでお酒を飲まないとなんとなく行くのが気まずいと思っていたので、西町にあるお店になかなか行くことができずにいました。

今回はちょうど西町に用事があったので、徒歩で店舗前を通り、そっとお店の中を覗いてみました。

18時にオープンしたてのお店はまだ誰もお客さんが見えていなかったので、『予約もしていないし、お酒も飲めないんですが、テイクアウトできますか？」と、尋ねてみると…

「できるよ！」と戸惑っていたのが残念なくらいにオーナーさんが笑顔で即答してくれました！

間口は狭く見えますが、お店は奥に広く、オープンキッチン向きカウンター５席、窓側カウンター２席、４人掛けテーブル、２人掛けテーブルがあります。

「あんまり広いとお客さんと話したりするのが難しくなっちゃうから、これくらいがちょうどいいの」と話してくれたオーナー。

そんなオーナーと奥さんの優しい人柄で、常連さんも多く、お店のメニューはお客さんが作ってくれたものなんだそう。

愛されてますね！

用事があるので夕飯を作る時間がないけれど、おいしくて作り立てのモノを用意したい！

そう思って注文したのは、テイクアウトの『ザンギ』と『富士宮焼きそば』です。

ザンギ

『ToriTonあき』で提供される、豚のひき肉のつくね（ブタネ）、ザンギ、チャーシューなどはすべて手作り！

ザンギは、とりのもも肉を特性だれに3日程漬け込んでいるそうです。

高熱の油で揚げたザンギは、カウンター越しでもよい香りが漂ってきます。

富士宮やきそば

マルモの麺、自家製ラードを使用し、たっぷりとキャベツが入った焼そばは、富士宮やきそばにしては、ちょっと柔らかめ。

柔らかめですが富士宮やきそばのコシもしっかりと残っているのは、自家製ラードの効果でしょうか。

出汁粉も、紅生姜もたっぷり入っています。

遅くてもおいしく食べられる食堂

『ToriTonあき』の営業時間は18時から23時。

居酒屋的な感じなのかと思っていましたが、「うちは食堂だから、食事だけでも歓迎。テイクアウトでも歓迎！」

どこのお店も閉まってしまう時間帯なのに、『ToriTonあき』なら食堂としても利用できる（もちろん飲みもOK！）のが、夜食迷子の私としてはとっても嬉しい。

しかも、『富士宮やきそば』も『ザンギ』もテイクアウトは500円と、とってもリーズナブル！

帰ってから容器を開けると、まだ温かく、野菜たっぷり、自家製ラードが良い味を醸し出す富士宮やきそばも、ちょっと濃い目の味のザンギも、1日頑張った自分にご褒美をもらえたような優しくて、ガッツをもらえるような味！

そしてオーナーさんご夫婦の優しいお人柄に癒されて、お腹も満たされ、いい夢が見られそうな１日でした。