こんにちは、園芸愛好家のグロ子です。

戸建ての方、庭のどくだみにうんざりしていませんか？
どくだみは地下茎で増えるので、抜いても抜いてもなかなか根絶できません。

雑草扱いされているどくだみですが、実はとても優秀な薬草です。
どくだみ、ゲンノショウコ、センブリは日本の三大民間薬。
昔から５月６月は「どくだみ生葉風呂」に入って湿疹や汗疹にそなえるの普通でしたが、入浴剤が普及していつの間にか見かけなくなってしまいました。

どくだみ生葉風呂の良いところは用意が簡単なところ。
手間いらずですぐにできる薬湯だったからこそ一般家庭でも普及したのでしょうね。
昭和では当たり前だったどくだみ生葉風呂を見直し、手に入りやすいどくだみを薬草として有効利用していきましょう。

どくだみを摘む

今の季節そこら中にワサワサ生えているどくだみを摘んできます。
後でカットするので、長めに摘んだ方が効率いいかも。
花の有無は全く気にする必要ありません。

地下茎を切って洗う

土がついているので、地下茎部分を切ってよく洗います。

ハサミで適当に切る

ハサミで花や葉を気にせず適当に切ります。
細かく刻む必要はありません。
ざっくり切っても効能は十分あります。

水切り袋を用意する

ざっくり切ったどくだみの生葉を台所で使う水切り袋に入れて輪ゴムで留めます。
どくだみの茎は硬いので、私はポリエチレン製の水切り袋を使っています。
この袋なら何度も洗って繰り返し使えます。

後はお風呂に入れるだけ

これでもう出来上がりです！
どくだみ生葉の入った袋をお風呂の給湯時から入れてください。
お肌がつるつるになる、爽やかな香りの薬湯になります。
どくだみの匂いが苦手な方でも、どくだみ生葉風呂なら気にならないと思います。

上の写真がどくだみ生葉を熱湯に30分入れた状態。
ほぼ無色です。
水虫のひどい方は洗面器に入れて足湯にしてください。
より効果が高くなります。

どくだみ生葉は使い捨て

私は一度にどくだみ生葉袋を数個作り、冷蔵庫の野菜室に保管しています。
ジップ式の袋に入れておくと匂い移りや乾燥も気にならず、摘みたての状態で保存できます。

お風呂や足湯に使ったどくだみ生葉は必ず使い捨てにしてください。

とにかく爽やか！どくだみ生葉風呂

私は小さな頃にどくだみ生葉風呂に入った経験があります。
周囲にも入ったことのある方はけっこうおられました。

どくだみが生えるこの時期にしかできませんが、湯上りはさっぱりとべたつかないのにお肌はしっとりします。
水道水のお風呂が薬湯の温泉に変わる感じ。
雑草としか思えなかったどくだみが、日本の誇る薬草であったことをしみじみと実感する瞬間です。
入浴剤の人工的な香りが苦手な方にもお勧めできます。
家にあるものでできるのでぜひやってみてくださいね！