【姫路市】土佐巻き、知っちゅう? 藁焼きカツオのタタキと薬味をくるり。高知の食のセレクトショップ
野里街道沿いに、少年がカツオを抱っこしているようなイラストが描かれた群青色ののぼり。高知の食のセレクトショップ「riguru(りぐる)」は、レンタルスペース姫路SUBACO内で週5日営業しています。
この辺りでは見かけない品々が。
気になるものを、ざっと集めてみただけで、こんなふう。
高知食材満載のランチ
店主の夫が高知県の出身。帰省の度、おおらかな県民性や豊かな自然、おいしい食事に感激していたそう。特に食事については「夫の家族は食通で、ご馳走を振る舞ってもらい、私も高知の食材の魅力を知って」。2022年5月、同店のオープンへつながります。
のぼりのイラストは桂浜とカツオのイメージとのことでした。
現地のカツオ専門店から仕入れる一本釣りされたカツオの藁焼きタタキが売れ筋商品。
味に厳しい高知の夫ファミリーが目利きしたカツオは間違いない! 「土佐巻きランチ」で確認することができます。
イートインスペースやカウンターで。
土佐巻きランチ(750円)。
カツオのタタキとネギ、ミョウガ、ニンニク、大葉をくるりと巻いた土佐巻き。香ばしさと旨みが凝縮されたプリプリのタタキに、それぞれの薬味が脇役を超えた働きをしていました。2切れを醤油、3切れをごま油&塩でいただいた千姫。ごま油&塩の方がカツオと薬味の長所をより引き出していて、好みでした。
土佐巻きは、地元店舗で惣菜づくりに携わっていた店主の義母から教えを受けたというのだから、まさしくホンモノ。
ランチは高知産の食材が満載です。
【この日の内容(太字が高知産食材)】
サラダの白菜は生とは思えないほどやわらかくて、シラスも小さくふわっとしている。オムレツのナバナ、餃子の皮に包まれたカボチャも南国の光をたっぷり浴びて育ったんだね。
汁物はアジジャコなどでとった出汁に合わせ味噌を。珍しい味覚。
おやつの芋チップは、薄くて食べやすい。てんさい糖での味付けです。
土佐巻きはテイクアウト用(1本分)もありますよ。
高知ファミリーがバイヤー!
店内は調味料が多数。
土佐のまき婆ちゃんシリーズはインパクト大。無添加の万能たれ。まき婆はバーガーを中心としたカフェの経営者で、休業を余儀なくされたコロナ禍において開発した“はちきん魂”が詰まっている商品です。
宗田節だし醤油の素とだしパウダー、オイル。宗田ガツオは血合いが多いためコクと香りは抜群。
生産者と直接会っている店主は、商品知識が豊富です。高知にいる家族もバイヤーとなって常々アンテナを張り、土佐の良品を探し当てているといいます。そういえば店名の「riguru」は土佐弁で吟味するという意味だった。
「塩丸」は太平洋の海水を天日干しにし、時間をかけて作られた塩でミネラルがいっぱい。素焼きの塩壺と一緒に。
砂糖は江戸時代の土佐藩を支えていた産業です。伝統製法の味わいを。
砂糖不使用の芋けんぴは、芋そのものの甘さ。マヨネーズやケチャップ、味噌、アイスとディップするのもよさそうです。けんぴパーティーがしたい。
ほかに野菜や果物も。
「riguru」は高知を感じるワンダーランド。
こじゃんと りぐっちゅーね!!
riguru(りぐる)
住所:兵庫県姫路市野里寺町23-3(姫路SUBACO内)
電話番号:080-9390-8837
営業時間:11:30~18:00
定休日:月、木曜
駐車場:敷地内に1台 ※近隣にコインパーキングあり