お金で幸せが買えるか?(お金持ちになって、満たされる人、満たされない人)
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、「お金で幸せが買えるか? お金持ちになって満たされる人、満たされない人」というテーマで、お話したいと思います。
では、早速。
突然ですが、「あなたは、お金持ちになりたいですか? それともなりたくないですか?」私(竹内成彦)は、正直、お金持ちになりたいです。理由は、お金持ちになると、私の様々な欲求が満たされる可能性が高まるからです。
選択理論のグラッサー博士いわく、人間には5つの欲求があります。
1.愛と所属の欲求
2.力の欲求
3.自由欲求
4.楽しみ欲求
5.生存欲求
世の中には、「お金持ちになりたい」と仰る人が大勢いるのですが、「お金が欲しい」というのは第二次欲求と言われ、お金を持つと、上記5つの第一次欲求が満たされる可能性が高くなります。だから人は、お金を欲しがるのです。
お金で幸せを買えるというのは、半分は本当です。
お金があれば、人から愛される可能性が高くなりますし、好きなコミュニティにも属することが出来るようになりますし、自分の力を誇示できるようにもなりますし、いつでも好きな所に自由に行くことが出来るようになりますし、自分の楽しみを追及することが出来るようになりますし、食えない心配からも逃れることが出来ます。私が、お金で幸せを買えるというのは、そういう理由からです。
私(竹内成彦)が、お金を欲しがるのは、「お金持ちになったら、今よりもっと自由になれるのではないか? 楽しいことが出来るのではないか?」と思うからです。
もしも私が、お金持ちになったら、行きたい場所へ行くことが出来るでしょう。行きたくない場所には行かなくて済むでしょう。行きたい場所に好きな時間に行くことが出来、待たされることも少なくなるでしょう。好きな人とだけ会っていられるでしょう。嫌いな人には会わなくて済むでしょう。やりたいことだけをやっていられるでしょう。やりたくないことはやらないで済むでしょう。人から命令されなくても済むし、好きな物だけを身体にいい量だけ食べることが出来るでしょう。家族や友人・知人との付き合いを、「お金がないから」「時間がないから」という理由で断らなくて済むようになるでしょう。家族や友人・知人が病気になったら、自分の持つお金で助けてあげられるでしょう。
私は「力の欲求」が弱いので、自分がお金持ちであることをアピールしたいとはほとんど思いません。よって、高級車にも乗らないでしょうし、高級時計も腕にはめないでしょう。私は、お金持ちになって、ただただ自由に楽しく生きたいだけなのです。だから、もしも私が、お金持ちになったはいいけれど、今より不自由になって楽しいことが出来なくなったとしたら、お金など捨ててしまうかもしれません。
「お金が欲しい」というのには、理由があるものです。
「何でお金が欲しいと思うのか?」「お金を持って、どのような欲求を満たそうとしているのか?」ということです。
ときどき、「何で人から愛されたいと思うのですか?」「何で自由が欲しいと思うのですか?」と尋ねる阿呆セミナー講師がいるのですが、いかにその講師が、「人間の持つ根源的な欲求をわかっていないか?」という証かと思います。そういう講師に限って、生徒が「お金が欲しい」と言うと満足して、それ以上、理由を聞こうとしないので呆れてしまいます。
では、今日のまとめです。
1.お金で幸せを買うことは出来ます。半分は買うことができます。
2.お金持ちになって満たされる人は、お金で、自分の根源的な欲求を満たすことが出来る人です。
3.お金持ちになって満たされない人は、お金で自分の根源的な欲求を満たすことが出来ない人です。
4.お金持ちになって幸せになりたいのなら、「自分の根源的な欲求が何なのか?」正確に知ること、そしてそれを満たすとことです。
以上です。
「幸せかどうか?」は、「自分の欲求が満たされているかどうか?」で決まるものであって、「お金持ちであるかどうか?」 は、直接には関係がありません。お金があるのに、欲求不満であるのなら、それはただただ空しいだけです。
あなたは、お金持ちですか?
そして、あなたは今幸せですか?
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。