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【札幌市中央区&北区】「新幹線札幌駅」&「新幹線車両基地高架橋」関連の工事、進行中。

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

「新幹線札幌駅」&「新幹線車両基地高架橋」関連の工事は、どんどん進行中。

8/31に閉店するESTAに掲げられた垂れ幕にほろっと来ます。

去りゆくESTAそしてバスターミナル。一方、それを置き換えになるように進行している札幌〜苗穂間の「新幹線札幌駅」&「新幹線車両基地高架橋」。ここ数日の工事の様子をパシャパシャと紹介します。

新幹線札幌駅スペース。

新幹線札幌駅の建設のための基礎が進行中ですね。

余談ですが、石狩街道より西側のすべての札幌駅エリアと、この工事スペースは北区サイドとなります。

西2丁目側、バスセンターやJRタワーの東側の歩道は、一部通行ができなくなっています。

高架上でも、かつて1番線が敷設されていたスペースを使って、たくさんの資材を使って工事が始まっています。そうして高架上の一部がすでにクローズされていますね。ここはおそらく現在のスペースから最終的に切り離されて、新幹線サイドの敷地となるのでしょうね。

北4条東7.8丁目

東側に入ると、工事は高架下、鉄道の南側のスペース(中央区側)でとなります。東1丁目から東6丁目付近が、発着車両のスペースとなりそう。

そして東7.8丁目に入るとかつて北光線ぞいに倉庫が並んでいた場所に、何やら建設中のようです。電車の中からですので斜め撮影ごめんなさい。この辺りは計画書を見ても、もしかするとまだ可変的なのかもしれませんが、検査関係の施設などが立つようです。

地上に回ってみましたよ。

一時期閉鎖されていた、線路の南北をつなぐ歩行者用の連絡通路は復活しています。

北3条東9丁目を北4条から望む。

厚生病院の駐車場の北辺から苗穂駅の辺りは、保守基地の予定地。7/27の日記、苗穂駅方面からの情報をご参照下さい。かつての北ガス引き込み線のスペースを使って、実に上手に工事が進んでいます。

開かずの踏切だった場所。

かつて5/2に書いた、「開かずの踏切が永遠に開かなくなった後」の場所ですが、着々に新幹線工事の一部として整理されているという印象です。かつての道路の痕跡以外は、もうここに踏切があったのだなと分かるものはないかもです。

そして苗穂駅、北3条東10丁目、そして、ん???

苗穂駅のメイン部分は東11丁目ですが、ここはギリギリ東10丁目。駅構内もかなり整地が進んできましたね。

と、ところであれ?と思ったのが、この東側の丁目分割がおかしい?正方形ではないということです。通常札幌の1ブロックは道路も含んで110-120m程度ですが、北光線の少し東から苗穂駅西端までおおよそ北3条通りは500mほどなのにも関わらず、東8.9.10丁目のみとなっています。

これは、東側のこの辺りは戦前に南北に横断する通りがなかなか建設されなかった事とも関係していそうです。

現在の南郷通のうち、水穂大橋から水道局を経て苗穂駅の脇に出る通りが建設指定されたのは、水穂大橋が建設された1986年ではなかったでしょうか?1974年開通当時の南郷通は元々菊水の五叉路までであり、結構後年まで多くの人が、菊水駅から一条橋を渡る通りを「実質南郷通り」として認識していた気がします。(この辺りはまた取り上げたいテーマです。)

東10丁目と東11丁目の境は、例えば北1〜3条だと現在の南郷通より20m位東にあり、北1条の「ファミリーマート」は店舗は東11丁目ですが、駐車場は東10丁目側となります。一方、苗穂駅前に建設された「ローソン」は東10丁目です。

碁盤の目になっていない札幌の各地にも歴史あり

もっと脱線しますと鉄道の痕跡もそうです。廃線となり、線路がやがてなくなっても、土地の区画はなかなか変えることができません。鉄道、あるいは河川や昔の通りで分割されていた記憶は、最後はそれによってかつて住所が指定されていた(=不動産として登記された)土地の住所に残るものなのだなあ、と最近痛感しています。新幹線が建設された時、そこに重層的に隠された街の記憶を忘れないためにも、観察を続けていきましょう。

■北海道新幹線 札幌車両基地■

鉄道・運輸機構による事業概要説明は、こちら

札幌市による北海道新幹線の情報は、こちら

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや日本遺産炭鉄港、日本遺産候補小樽、サッポロコンシェルジュのガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。最近、少し鉄気味。交通ネタや都市インフラに興味が行きつつあります。サイダー(シードル)大好き。ホルン(フランス式ピストン)とテナーホーン吹き。

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