【札幌市中央区】憧れていたあの豚汁は、とても優しい味だった。札幌市役所地下食堂。
以前、市役所の地下食堂でカツカレーを食べた記事を書きましたが、その時ライスと共に、美味しそうだ!と思って同時に頼んだ豚汁(ぶたじる、北海道ではあまりとんじるとは言わないですよね、)が美味しかったものの、かなり残してしまったのが心残りで、今回はそれを心ゆくまで食べたくて再訪しました。こちらへの行き方などは前回記事を参照ください。
豚汁の季節!
寒い季節ですからちょうど良いですよね!
ふむふむ、豚汁セットにしよう!
今回は前回の反省を活かして、正午前というか10:45くらいに行ったのですが、あまり早すぎて定食はまだ出ていませんでした。しかしお目当ての豚汁があるから問題なし。
おにぎりは鮭が梅か。選択するとトレーの上にカードが置かれます。
おお、一味だ。これは必須だな!
やってきました!
せっかくですから、雪景色を見ながらいただきましょう!
そのお味は!?
肝心の味ですが、とても優しい味です。
豚汁は、その言葉から連想されるような(実はちょっと期待していたのですが。。。)ポークのコクと味噌味が強い汗が出てくるものではなく、とても上品で、特に野菜の旨味がきちんと感じられる飽きのこない風味でした!
どうしてかなーと思ったとき、おにぎりを食べて気がついたのです。
健康に気遣ってくれる、優しい食堂。
おにぎりのお米にもほとんど塩気は感じず、とても食べやすいものでした。
典型的な小樽の工員の家系に生まれた私にとって、おにぎりとは鮭ももちろんですが、米にもありったけの塩気を効かせたものを好んでいました。味が濃くてボリュームたっぷりの。
でも、この食堂には、市の方はもちろん一般市民も出入りしていますが、かなり人生のご先輩の方々も多い。またデスクワークの方にも過剰なカロリーは禁物でしょう。と言うわけで、美味しいものを提供しながら、可能な限り健康に気遣ってくれているのでは?
私はゆったりと雪をみつつ、豚汁セットを味わいながら、ぼんやりと子供の頃、亡き父と支笏湖にキャンプに行って、豚肉だらけの濃ゆい豚汁と塩気がめちゃくちゃきついおにぎりを頬張りながら、ボートを漕いでいたのを思い出しました。
多くの道民にとって(何せ炊事遠足がある場所ですから→これは日本の多くの地域にはないそうです)豚汁やおにぎりは、子供の頃の楽しい思い出と結びついている場合も多いでしょうね。
そんな考えをめぐらせて、ほっこり温まりました。ご馳走様でした!
余談
ツアー中でよく食べるものとして、こうした優しい味で野菜の旨みが感じられる汁物としては、
栃木県佐野の耳うどんや
同じく栃木の華厳滝のすいとん、などを思い出します。
★札幌市役所地下食堂★
住所: 札幌市中央区北1西2 市役所本庁地下
時間: 10:00-15:00 ラストオーダー14:30 (日々変更の可能性あります)
定休日: 土日祝日、その他市役所の休日
公式ウェブサイトは、こちら。