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【キャンプ初心者から‟ワーケーション”まで】‟日帰りオートキャンプ”で、自然に癒される体験を

加藤智一美容ジャーナリスト・エディター
オートキャンプでは、自分だけの特等席で自然を満喫できる。(著者撮影)

猛暑も収まり、気持ちよくアウトドアを楽しめる季節になりました。この季節に日常から離れて、リフレッシュするためにおすすめしたいのが“日帰りオートキャンプ”です。オートキャンプとは、自動車やキャンピングカーにキャンプ道具を積み込み、テント泊や車中泊を楽しむアクティビティのこと。

昨今のキャンプブームから、車を横付けしてオートキャンプができる施設が増えており、車で乗り入れればテントを設営する必要も不要。キャンプ道具を持たなくてもキャンプ気分を味わえる手軽さが魅力です。

また、リモートワークが可能であれば、森やビーチなど自然を堪能できる環境で仕事をできるので、半日だけでも最高のリフレッシュに! 遠くのリゾートに行かなくても、近場で自然と触れ合えるので、心身を癒す“リトリート体験”ができます。

航空機や電車に乗って遠出しなくても、自動車で気軽に自然を満喫できるのがオートキャンプの魅力。座椅子を持参すると、快適にテレワークができる。(著者撮影)
航空機や電車に乗って遠出しなくても、自動車で気軽に自然を満喫できるのがオートキャンプの魅力。座椅子を持参すると、快適にテレワークができる。(著者撮影)

食事も自宅からお弁当を持参したり、キャンプ場近くの飲食店でランチをテイクアウトしたりと、選択の幅が広がりますが、そんな“日帰りオートキャンプ”でも用意しておくと便利なアイテムがいくつかあります。

自宅から持参したピクルスと、キャンプ場へ行く途中の道の駅で購入したタコスでランチ。アルコール度数0.00%のノンアルコールビールがあれば、リフレッシュ効果も抜群!(著者撮影)
自宅から持参したピクルスと、キャンプ場へ行く途中の道の駅で購入したタコスでランチ。アルコール度数0.00%のノンアルコールビールがあれば、リフレッシュ効果も抜群!(著者撮影)

まず、冷たい飲み物やフルーツ、スイーツなどを運ぶのに便利なクーラーボックスです。大人数のキャンプでは大型のサイズが必要になりますが、1~2人程度であれば小型のものでも充分。保冷効果を高めるなら、ハードタイプのクーラーボックスのなかに、折りたためるようなソフトケースタイプを入れて2重にする工夫を。さらに大型の保冷剤(100円ショップでも購入可)を入れておけば、朝から夕方までは余裕で対応できるでしょう。

クーラーボックスがあれば、冷たい飲み物はもちろん、キャンプ場に行く途中、道の駅で購入したフルーツや野菜も快適に運べる。(著者撮影)
クーラーボックスがあれば、冷たい飲み物はもちろん、キャンプ場に行く途中、道の駅で購入したフルーツや野菜も快適に運べる。(著者撮影)

加えて、スマホやパソコンなどの電化製品を充電するためのポータブル電源があると安心です。最近はキャンプ場でもAC電源がある施設もありますが、ポータブル電源を用意しておけば行動範囲が広がります。また、ワーケーション時でも電源を気にする必要がないほか、小型扇風機を動かせたり、夕方になって寒くなったときは電気毛布を使ったりなど、日中を快適に過ごすことができます。

ポータブル電源は容量により、価格が大きく異なりますが、デイユース程度のバッテリー容量であれば300~500Wh(電力量)でも充分。

ただ、今後、車中泊なども予定しているのであれば、はじめから500~700Whほどの容量を検討したほうが、将来的に役立つはずです。ポータブル電源を発売するメーカーが増えたことで、価格も以前よりだいぶこなれてきました。

5つのAC出力に加え、USBタイプ-C出力も配備。天面では置くだけでワイヤレスで急速充電が可能。カラーは2色用意。パワーアーク S7 オリーブドラブ 716Wh ¥79,200(著者撮影)
5つのAC出力に加え、USBタイプ-C出力も配備。天面では置くだけでワイヤレスで急速充電が可能。カラーは2色用意。パワーアーク S7 オリーブドラブ 716Wh ¥79,200(著者撮影)

一方で、カップラーメンを食べたり、コーヒーを飲んだりするためにお湯を沸かしたい、となると、必然的に大きな電力量が必要になるため、デイキャンプであれば、お湯は自宅で沸かし、真空断熱構造をもつボトルに入れて持参するのがおすすめです。なかには、山専用ボトルという登山者用につくられた水筒もあるため、こちらがあれば厳寒期でもアウトドアで熱いコーヒーを楽しめます。

5層の断熱効果で、6時間後も白湯は85度以上、冷水は6度以下に保てる。ニトリ 軽量 真空断熱 超保温・保冷ボトル(N-HEATEX) 500mL ¥2,990(著者撮影) 
5層の断熱効果で、6時間後も白湯は85度以上、冷水は6度以下に保てる。ニトリ 軽量 真空断熱 超保温・保冷ボトル(N-HEATEX) 500mL ¥2,990(著者撮影) 

デイキャンプであればそれほど遠出することなく、かつ、半日程度で非日常を手軽に楽しむことができます。森のなかや川、海の近くで過ごし、四季折々の風情を自分だけの特等席で感じることで心身も深く癒やされるはず。

最近はストレスで「眠りが浅い」と悩むかたも多いようですが、デイキャンプは心に栄養を与えたり、疲れをリセットする‟リトリート”になります。多忙なかたほど、たまには日常から離れて、自然のなかで過ごす時間をもちましょう。

美容ジャーナリスト・エディター

popteen(角川春樹事務所)、ViVi(講談社)、25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

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