【2024美白ニュース・第一弾】真皮への”穴落ちメラニン”に挑む、最新の美白美容液
紫外線が気になりはじめる2月から、いよいよ発売がはじまる美白コスメ。毎年、各ブランドから新しい技術を搭載した力作が登場します。そんな新作のなかで、今年注目したいのが、従来の主流である表皮ケアにとどまらず、その下の“真皮”への美白ケアを提案しているアイテムです。
1.真皮に溜まり続けるメラニンに働きかけるポーラ
たとえば、〝肌を暗く見せていた原因は、肌奥の真皮に落ちるメラニンだった”という新たな知見を発表したのがポーラ。
そもそも肌が若ければ、シミのもととなるメラニンは表皮の段階で分解できるため、シミやくすみが現れることがありません。しかし、加齢による肌内部の炎症により表皮と真皮の間にある基底膜に穴が開き、メラニンが真皮に落ちて、溜まり続けてしまうことに。
それが〝いくら美白してもクリアな肌にならない”という原因だったと考えたポーラは、その“真皮落ちメラニン”に働きかけて、肌をクリアに整えていく新作を発表しました。
2.“メラニンの蓄積スパイラル”を断ち切り、肌を透きとおらせるメナード
メナードも表皮に加え、真皮へのWアプローチをかなえた美白美容液を発表しました。着目したのは、シミ部位の約80%では、真皮にもメラニンが蓄積してしまっていること。
研究の結果、肌が紫外線ダメージを受けると、表皮と真皮の間の基底膜に穴が開き、メラニンが表皮から真皮へと移行してしまうことを発見。しかも、真皮に移行したメラニンは、さらなるメラニンを表皮から引き寄せるという〝メラニンの蓄積スパイラル”を誘発することに。
そこで、その〝メラニンの蓄積スパイラル”を断ち切るアプローチを搭載することで、透き通るような肌へと導く美容液を発売します。
3.真皮細胞にある特定遺伝子がシミのできやすさに関わることを発見したオルビス
年齢や紫外線による影響を受けていても“シミができにくい人”がいることを確認したオルビス。
そこで、シミができやすい人とできにくい人の遺伝子解析をしたところ、真皮細胞の特定遺伝子(RBMS3)の働きに違いがあることを突き止めました。そこで、その特定遺伝子(RBMS3)にアプローチすることで、〝シミができにくい肌”へと整えていくことを目指しています。
また、光を拡散する処方を採用したことで、塗った途端にハリツヤを演出できる即時的なブライトニング効果も魅力です。
加齢肌のシミ・くすみには、最新の美白ケアと美容医療の二段構えで対処
現在、しみは美容医療で効率よく治療できるようになりました。しかし、治療を施しても、年齢とともに肌全体のくすみが気になったり、シミが再びぽつぽつとあらわれてしまう……といたちごっこに陥ることがあります。
その症状に対処するためには、気になるシミは美容医療で対処しつつも、肌ノイズのように広がっているくすみは、最新の美白ケアで対応していく、というのがスマートな方法。もちろん、しみやくすみの予防にも有効です。