「赤く変色したピーマン」←「食べてもいいの?ダメなの?」元スーパーの店員が解説
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ピーマンは、日常的に使うことが多い一方で、使わない期間が続くと冷蔵庫の中で忘れられることがありますよね。買った時は緑色だったピーマンが、気づいたら赤くなっていた、という経験はありませんか?そんな時、「赤くなったピーマンは食べても大丈夫なのか」と思いますよね。
ここでは、赤く変色したピーマンについて、スーパーの青果担当だった私が詳しく説明します。
赤いピーマンは熟した証拠
ピーマンは通常、緑色の状態で収穫されます。これは未熟な状態であり、独特の苦みが特徴です。しかし、時間が経つとピーマンは赤くなり、完熟していきます。スーパーでも季節によって赤く熟したピーマンが混ざることがあり、赤みが入った緑のピーマンは見切り品として販売していました(赤ピーマンとして売られているものは別です)。
赤くなったピーマンは食べられるのか?
赤くなったピーマンは食べられます。これは完熟しているだけで、腐っているわけではありません。一見古くなったように見えますが、実際には苦味が和らぎ、ほんのりとした甘味が増しています。例えると、酸味の少ない赤パプリカのような味わいです。
ただし、以下のような状態のピーマンは避けたほうが良いです。
- 異臭がする
- とろけている
- カビが生えている
調理する前には、必ずピーマンの状態を確認しましょう。特に、保存期間が長い場合は注意が必要です。
赤くなりかけのピーマンを保存するとどうなる?
購入時に赤みがかかったピーマンを冷蔵庫で保存すると、数日で全体が赤くなることがあります。
実際に赤くなりかけたピーマンを試してみたところ、5日ほどで完全に赤くなりました(右側のピーマン)。果肉はシャキッとしており、シワがでることもありませんでした。
野菜炒めに使ってみましたが、苦味や酸味がほとんどなく、やわらかな甘味を楽しめました。
ただし、全体が赤くなるまで保存すると、傷んでしまうリスクもあります。できるだけ早めに食べることを私はおすすめします。
まとめ
- 赤く変色したピーマンは完熟している状態で、食べることができる。
- 苦味が減り、甘味が増すため、赤いピーマンは調理に向いています。
- 傷みがないことを確認してから調理しましょう。
気になる方は、ぜひ試してみてください。
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