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発達障害の子どもの【苦手なニオイ3選】保育士ママが漫画でわかりやすく解説

【育児マンガ】夢カナエ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達と育児の支援サポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。

発達障害の子の中には、さまざまな刺激に過敏な子がいます。

・蛍光灯の光がまぶしすぎると感じる『視覚過敏』

・シャツの襟元のチクチクが不快で着られない『触覚過敏』

・雑踏の音が耐えられない『聴覚過敏』

これ以外にも多くの症状があります。

今日はさまざまな感覚過敏の中から、ニオイに敏感な『嗅覚過敏』をご紹介します。

発達障害やグレーゾーンの子は、どんなニオイが苦手なのでしょうか。

いつものようにイラストを交えて、順に紹介していきます。

1.カレーの匂い

暑い夏に食べるカレーは、体と心を「シャキッ」と整えてくれますね。

カレーの匂いが漂ってくるだけで、なんだか元気が出たりします。

ところが嗅覚過敏の子にとっては、ふだんあまり嗅ぐことのないスパイスの香りが、耐えられないほど不快に感じられることがあります。

独特の刺激性のある香りは、感覚過敏の人にはつらいようです。

給食の時間に、教室にただよう匂いを嗅いだだけで、気分が悪くなることもあります。

2.香水の香り

先日、息子とデパートに行った時のことです。

エレベーターに乗ると、綺麗なドレスを着たおしゃれな女の人が、あとから入ってきました。

香水のいい香りがします。

でも、発達障害の息子には、エレベーターの密室にこもる香水の香りが耐えられなかったようです。

すぐに鼻を押さえて、後を向いていました。

このような仕草が「失礼だ」と思われて、トラブルになることもあります。

洗濯で使う柔軟剤の香りも苦手です。

人工的な香りが、吐き気を催すようです。

3.排気ガス

工事現場のそばを通ると、排気ガスの匂いや建設機械の大きな音から、強いストレスを受けることがあります。

特に猛暑の季節には、脱水症状も重なって気を失うようなこともあるので、注意が必要です。

通学路に工事予告があるときは、事前に迂回路を考えておくなどの対策が必要になります。

いやな匂いを防ぐ方法

発達障害の嗅覚過敏は、スパイスなどの刺激の強い香りや、香水などの人工的に作られた香りから起こることが多いといわれます。

残念ながら、これらの匂いを完全にシャットアウトするグッズは開発されていないようです。

しかしちょっとした工夫で、嫌いな匂いを避けることはできます。

刺激が少なく、やさしい香りのアロマオイルで気に入ったものがあれば、ハンカチに垂らしておくことで、苦手な匂いをまぎらせることができるでしょう。

マスクをつけて、好みの香りのガムを噛むことで、外から入ってくる苦手な匂いを防ぐこともできます。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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