【ASDあるある】相手の気持ちを汲み取るのが苦手。でも適切な指示さえあれば出来るんです。
こんにちは。発達と育児のお悩みサポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
ADS(自閉スペクトラム症)の人は、相手の気持ちを考えるのが苦手で、言葉を額面通りに受け取る傾向があります。
それが原因で、さまざまなトラブルが起こりがちなのですが、今日はその一例をご紹介します。
↑YouTubeでは、音声付きの漫画を見られます。
息子の携帯に母からの着信です。
息子:「どうしたの?」
母:「雨が降りそうだから、ベランダの洗濯物を中に入れてくれる?」
息子:「わかったよー」
母:「洗濯物ありがとー!」
母:「えー!中には入れてくれたけど、まだ乾いてないし、部屋干ししてくれてもいいのに、干してないじゃん」
ASDの彼は、ある意味とても素直です。言われた言葉だけを、きっちり『そのまま』うけとってしまうのです。
母:「中に入れたら、”部屋干し”してって、はっきり言えばよかった・・・」
洗濯物を中に入れてという母の言葉には、
『まだ乾いていないから、中に入れて、室内で干しておいてほしい』
という気持ちが込められていたのですが、彼にはそこまで汲み取ることができなかったのです。
母「ベランダの洗濯物を中に入れて、”部屋干し”してくれる?」
今度は、”部屋干し”の一言を、忘れずに付け加えましたよ。
息子「わかったよー」
母「今日は、大丈夫かなぁ?」
部屋干しされた服を見て、母は感動!
彼は自慢げでした。
適切な指示さえあれば、完璧にこなせるのです。