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頼れる36歳の決勝打でKIAが首位NCに勝利 同率4位に浮上<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
チェ・ヒョンウ(写真:KIAタイガース)

16日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-NCダイノスは、両チームとも外国人投手が先発。

KIAアーロン・ブルックス投手、NCドリュー・ルチンスキー投手ともに、今季8試合目の登板となったこの試合。いずれも3失点で2番手以降に託し、試合は3-3の同点で終盤へと突入しました。

7回裏、KIAはヒットと2つの四球で無死満塁のチャンスを作り、打席には3番のチェ・ヒョンウ選手。チェ・ヒョンウ選手はNCの3番手、左腕のイム・ジョンホ投手が投じた、カウント1-2からの外へのスライダーに軽く合わせて打球は三遊間へ。これがレフト前ヒットとなって二者が生還し、KIAが勝ち越しに成功しました。

試合はKIAが8回にも2点を追加し、7-4で勝利。20勝に乗せて貯金3、キウムヒーローズと並ぶ同率4位に浮上しました。

決勝打のチェ・ヒョンウ選手は5月下旬から調子を上げ、6月の打率はここまで4割1分2厘。9打点を挙げています。

◆「オ・スンファン、日米韓400セーブ達成」

以下の既報通り、オ・スンファン投手がトゥサン戦で今季初セーブを挙げ、日米韓通算400セーブを達成しました。

4-3で1点リードの9回裏にマウンドに上がったオ・スンファン投手は、4番ホセ・フェルナンデス選手にファールで11球粘られた末に四球を与えるなど、打者5人に対して2四球、1イニングに27球を要しました。

最後の打者、6番イ・ユチャン選手にも4球連続ファールの末、6球目を三塁ファールフライに。ドキドキの中での400セーブ達成となっています。

(関連記事:元阪神・呉昇桓、日米韓400セーブ達成 韓国復帰後初セーブ

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

LGツインズとの2軍戦に2番センターで先発出場し、5打数2安打1打点でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が5試合の結果です。

◇6月16日(火)の結果

・トゥサン 3- 4 サムスン(チャムシル)

 勝:チェ ジグァン

 敗:キム ガンリュル

・キウム 5- 7 ロッテ(コチョク)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:ヨキッシュ

・SK 5- 6 KT(インチョン)

 勝:キム ジェユン

 敗:ソ ジンヨン

・ハンファ 5- 9 LG(テジョン)

 勝:チョン チャンホン

 敗:チャン ミンジェ

・KIA 7- 4 NC(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:イム チャンミン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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