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東京ヤクルトの打者のうち、ここ2年のオリックス戦、昨年の日本シリーズと前後の交流戦で打っているのは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
日本シリーズは、10月22日から June 19, 2020(写真:アフロ)

 東京ヤクルト・スワローズは、昨年から今年にかけて、オリックス・バファローズと12試合を行っている。昨年の交流戦3試合と日本シリーズ6試合、今年の交流戦3試合だ。両チームは、これから始まる日本シリーズでも対戦するので、2年間の対戦は16~19試合となる。これまでの12試合は、東京ヤクルトの7勝5敗だ。昨年の日本シリーズは、東京ヤクルトが4勝2敗で制した。

 この12試合に計20打席以上を記録し、今年の日本シリーズの出場資格者名簿に名を連ねている東京ヤクルトの選手は、以下の9人だ。

筆者作成
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 打率.280以上は、塩見泰隆(.314)とホセ・オスナ(.313)の2人しかいないものの、出塁率.350以上は4人を数える。ドミンゴ・サンタナ(.432)、中村悠平(.378)、塩見(.364)、村上宗隆(.353)がそう。サンタナは、安打と四球がどちらも8だ。このなかに、敬遠四球はない。オリックスでは、同じ12試合に計20打席以上の8人中4人が打率.280以上――いずれも.300以上――だが、出塁率.350以上は3人だ。

 サンタナと村上はホームランを3本ずつ――どちらも、昨年の交流戦で1本と日本シリーズで2本――打ち、8打点以上は皆無ながら、4人が5打点以上を挙げている。

 また、山田哲人は、12試合で打率.156ながら、7安打のうち5本は長打だ。内訳は違うが、長打5本は村上と変わらない。ここ2年のオリックス戦で山田が記録した唯一のホームランは、日本シリーズの第5戦。勝利にはつながらなかったものの、3点を追う8回裏、無死一、二塁の場面で打ち、試合を同点に戻した。

 なお、ここ2年の東京ヤクルト戦における、オリックスの打者については、こちらで書いた。

「東京ヤクルトと相性のいいオリックスの打者は…。宗はここ12試合中11試合で安打、杉本は計10打点」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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