超音波式加湿器を使用する上での注意点

家電Youtuber/元家電量販店店員

1/31(水) 5:20

この記事では超音波式と呼ばれる加湿方式をとっている加湿器を使用する上での注意点などをしていきます。

超音波式加湿器とは

超音波式加湿器は水に超音波振動を与えることで、水をミスト化して加湿をする方式です。

超音波式加湿器は水を強引にミスト化するので加湿量が非常に大きく、エアコンを使う広い空間での使用におすすめです。

見た目的にも水のミストがもくもく見えるのがおしゃれで、デザイン性の高い機種も多くあります。小型の機種だと3,000円ほどから購入できるので、お財布にも優しいです。

一見いいところが多いですが、使用する上での注意点もあります。

ミスト化された水分は水温にもよりますが比重が重く、本体から放出されたあとに下に下がっていきます。湿度が高くなったり、気温が低かったりすると本体を置いている場所が水浸しになることがあります。

就寝時に寝室などで部屋全体が霧の世界になることもあるので注意が必要です。加湿機本体はなるべく床から離しておくのがいいでしょう。

先ほどの水浸しになるのと共通していますが、加湿量が多く設置場所に水分が残ってしまうため、設置場所にカビが生えてしまう可能性が高くなります。

主な注意点は床と壁で、床に直置きした場合はフローリングに水分が残って弱くなったり、壁際に設置すると壁紙がふにゃふにゃになったりすることがあります。

超音波式加湿器の原理として水をミスト化しますが、水の中に含まれるカルキやミネラルもミスト化されてしまいます。ミスト化された物質は水分がなくなると粉だけが残り、使用場所のあらゆるものに付着してしまいます。

粉自体は拭けばすぐに取れるので、気にならない人もいると思いますが、たくさんのものに付くので気になるとキリがなくなってしまいます。

カルキは浄水した水を利用すれば防げますが、ミネラルはどんな水にも含まれてしまうので、防ぎようがありません。

どうしても防ぐとすれば、精製水や純水などかなり高額な水を使う方法はありますが、価格的に現実的ではありません。

水のカルキやミネラルが飛散するのと同じように、水分中にある雑菌やウイルスなども一緒に放出します。本体内をきれいにお手入れしていないと雑菌などが繁殖し、その菌も一緒に放出してしまいます。

お手入れしていない加湿器が原因で、感染病が流行った例もあるのでお手入れはしっかりする必要があります。

加湿器はたくさんの種類があり、それぞれメリットデメリットがあるので、加湿器の選び方を紹介している記事を読んでいただくと分かりやすいと思います。ぜひご覧ください。

また、おすすめの加湿器をズバリ紹介している記事もありますので、チェックしてみてください！

ということで、超音波式加湿器を使用する上での注意点を紹介いたしました。みなさんも自分に合った加湿器を探してみてください！