ドライヤーが焦げ臭い時の原因は?元店員が対処法を解説!
ドライヤーを使っていると、焦げ臭いニオイがすることがあります。このニオイはドライヤーに異常があるというサインであると同時に、そのまま使い続けることで故障や事故につながる恐れもあります。
この記事では、ドライヤーから焦げ臭いニオイがする原因と、その対処法について詳しく解説します。
ドライヤーが焦げ臭い原因とは
焦げ臭いニオイが発生する原因はいくつか考えられますが、代表的なものをいくつか紹介していきます。
ホコリが溜まっている
ドライヤーの吸気口や内部にホコリが溜まっていると、使用している時にホコリが過熱してしまって焦げ臭いニオイが発生してしまいます。
特に吸気口にホコリが詰まっている場合、風を吸い込むことができずに内部のモーターや加熱コイルに負担がかかり、異常な発熱やコイルが赤くなることがあります。
髪の毛やゴミの詰まり
ドライヤーの内部に髪の毛や小さなゴミが入り込むと、加熱コイルに引っかかり、過熱されてしまうことがあります。この場合も、焦げ臭さの原因となります。
実際に焦げ臭い原因は、髪の毛などが引っかかってしまってることが多いので、ニオイがしたら使用を中止して中を見てみるのがおすすめです。
故障や寿命
長年使用しているドライヤーの場合、内部の配線やモーター、ヒーターコイルなどの部品が劣化して焦げ臭いニオイが発生することがあります。特に古いドライヤーは、絶縁体の劣化や金属部品の酸化などが原因で異臭を放つことがあります。
このようになった場合は本体が異常に熱くなっていたり、コンセントが異常に熱くなったりする場合が多いので、使用をすぐにやめて修理か廃棄をするほうがいいと思います。
焦げ臭い時の対処法
焦げ臭いニオイが発生してしまった場合は、以下の対処法を試してみましょう。
電源をすぐに切る
焦げ臭いニオイを感じたら、まずはドライヤーの電源をすぐに切り、プラグをコンセントから抜いてください。
そのまま使い続けることで過熱してしまうことを防ぎ、事故や火災につながるリスクを軽減します。
この際にコンセントや本体も異様に過熱している場合は、掃除して改善するものではないと思うので、家電量販店などに持ち込んでみてもらったり修理を依頼しましょう。
吸気口や内部の清掃
まずは吸気口の掃除を行います。
機種によっては吸気口が取り外しができる場合があります。取り外せる場合は取り外してお手入れするのがおすすめです。歯ブラシなどでホコリを落として、エアダスターなどで吹出口側からホコリを飛ばすときれいにできます。
そのあとは内部をライトなどで照らしてみましょう。髪の毛などが絡まっている場合があるので、その場合は取り除きます。
必ず電源を切っている状態で、ピンセットや竹串などで取るのがいいですが、無理に取ろうとすると内部部品を傷めてしまう場合があるので注意が必要です。どうしても取れない場合は電源をつけて下を向けた状態で冷風運転をすると取り出しやすくなるかもしれません。
取れなければ家電量販店に持って行くと取り除いてくれることもありますが、壊れてしまう可能性もあるのでメーカーに送付することになると思います。
修理や買い替えの目安は?
お手入れをしても焦げ臭いニオイが消えない場合、修理や買い替えを検討するのがおすすめです。修理や買い替えをするべきポイントについて解説していきます。
保証期間の確認
家電には基本的に1年の保証がついています。購入して1年以内であれば無料で修理をしてもらえる可能性が高いので、修理をするのがおすすめです。
しかし、例えば髪の毛が入ってしまったのを取り除くなどの場合は、製品上の不良ではないため作業するのにお金がかかる場合もあるので、店頭で確認するほうがいいでしょう。
修理費用と買い替えどっちが安い?
修理費用はメーカーや製品によって異なりますが、目安としては5,000円前後です。使っているドライヤーが5,000円以下の場合や、購入しようとしているドライヤーの予算が5,000円以下であれば、買い替えをしたほうがいいでしょう。
最近では高級ドライヤーなども使っている人が多いので、その場合は使用している年数が5年以下であれば修理したほうがいいです。
5年以上経っている場合は、故障リスクや新製品の機能を考えると修理より買い替えの方がおすすめです!
ドライヤーの長持ちさせる方法
ドライヤーを長持ちさせるためには、定期的なお手入れが必要です。
定期的に吸気口を掃除する
吸気口や内部にホコリが溜まると、空気が吸えなくなることで内部の部品が壊れていなくても異常に過熱して故障の原因になります。
月に1回くらいはお手入れするのが理想ですが、そこまで面倒で出来なくても、定期的に吸気口のフィルターを確認してほこりが溜まってきたらお手入れするのがおすすめです。
使用後は冷ます
ドライヤーで髪を乾かした後に、ドライヤーをそのまましまう人もいるのではないでしょうか。ドライヤーは内部は高温になり、そのまま収納してしまうと熱がこもって本体に負担がかかったり、周囲のものが発熱してしまったりする可能性があります。
使用後はしばらく置いて放熱したあとに収納するのがおすすめです。
それが出来ない場合は髪の毛を乾かした後に、冷風で本体を冷やすことで放熱の時間をかけずに済みます。また、髪にとってもいい効果があり、冷風を当てることで髪のくせ付けができるのでまとまりのある髪に仕上げたり、ツヤを出したりできます!
髪にも本体にもいいのでぜひ冷風を使ってみましょう!
というわけで今回は、ドライヤーの焦げ臭いニオイの対処法などを紹介いたしました!ぜひ参考にしてみてください。