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【U23アジア杯】「日韓戦」日本はグループ2位で決勝Tへ|“パリ五輪世代”注目の韓国選手は

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
サッカーのイメージ画像

4月22日午後10時(日本時間)より、カタールの首都ドーハにあるジャシム・ビン・ハマド・スタジアムにて、「AFC U23アジアカップ2024カタール大会」グループBの日本VS韓国戦がおこなわれました。

後半30分、キム・ミヌ選手(デュッセルドルフ)がコーナーキックからのヘディングシュートを決め、先制点。これが決勝点となり、日本は0-1で敗北を喫しました。

■「U23アジアカップ2024」における日本と韓国

大会は現地時間4月15日~5月3日にかけておこなわれており、日本、韓国、中国、アラブ首長国連邦(UAE)がグループBに属しています。各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進みます。日本と韓国はグループ予選第2戦終了時点で予選突破を果たしていたので、グループ1位をかけた戦いだったというわけです(共に中国とUAEに勝利)。

韓国が勝利したことで、今後、日本はカタール(グループA・1位)と韓国はインドネシア(グループA・2位)との準々決勝に臨みます。

そして、今大会は「パリオリンピック2024」のアジア最終予選を兼ねています。大会上位3チームが五輪出場権を獲得し、4位はアフリカサッカー連盟(CAF)加盟国(ギニア)とのプレーオフで残りの1枠をかけて争うことになります。

日韓のイメージ画像
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■Jリーグで活躍していた韓国代表監督

U-23韓国代表の監督を務めるのが、ファン・ソンホン(黄善洪/55)氏。現役時代、セレッソ大阪と柏レイソルでのプレー経験があります。セレッソ大阪時代の1999年には、年間24ゴールをマークし、韓国人選手として初めて得点王タイトルを獲得しました。2003年に現役を引退。2007年以降、釜山アイパーク、浦項スティーラース、FCソウルなどで指揮をとり、2021年からU-23代表の監督を務めています。

■韓国の”パリ五輪世代”注目選手

知っておきたい、“パリ五輪世代”注目の韓国選手はこちらです。
イ・ガンイン選手=パリ・サンジェルマンFC(フランス)所属。ポジションはMF。
ペ・ジュノ選手=ストーク・シティ(イングランド)所属。ポジションはMF。
2選手共に今大会には出場していませんが、五輪行きが決まれば、パリで彼らのプレーも見られるかもしれません。

2002日韓W杯の記念グッズ(筆者撮影)
2002日韓W杯の記念グッズ(筆者撮影)

余談ではありますが、「サッカー 日韓」と聞いて、私(筆者)がまず思い浮かぶのが“2002年の日韓W杯”です。当時私はソウルに住んでいたため、日韓W杯を韓国で見ていました。韓国がベスト4入りした翌日、近所の薬局で「好きなものひとつ持って行っていいよ!」と“謎のおまけ”があったことを覚えています。それはそれは、大盛り上がりでした。

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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