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【宮城県 東松島市】約20センチのおおきな「お揚げさん」 -すがわらの三角揚げ- [大塩地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

『さあ、週末がやってくるぞ!』と、ポーンポーンと足取り軽く冷蔵のトビラを開けると、目の前に飛び込んできたのは大きな「お揚げさん」(愛着を込めて”お揚げさん”と表記)。週末の夕ご飯用にと、買っておいたとびきりのご馳走だ。

『え!油揚げがご馳走?』そんな声も聞こえてきそうだけど、これが両面を焼いてガブリとやると、すごく美味しい。

宮城県東松島市の大塩地区にある「すがわら商店」の大きな「三角揚げ」は、東松島市を含めて松島町内のスーパーマーケットでも販売されているもの。

大きさは幅23センチに、厚みは約1.5センチ。そしてお揚げさんは1袋に2枚も入っているので、手に持つとずっしりとした嬉しい重みを感じる。
袋から開けて、食パン1枚がすっぽり収まるサイズの皿に乗せてみると、期待通りに堂々と(皿から)はみ出すお揚げさん。

『はみ出しますけど、なにか?』と言わんばかりに、黄金色した立派なお揚げさんの姿に、神々しさまで感じるほど。

そのお揚げさんを筆者は両面を焼き目が付くまでカリッと焼いて、七味と醤油でガブっと!すると『パリッ』と心地良い音と、アツアツの湯気が立ち上る。

両面の「揚げ」の部分を焼いたことで、パリッとした食感が出て、これがまたいい!よくある大判の三角揚げは、厚みがあってしっかり揚げられていることから、豆腐の層がスカスカ・ゴワゴワとした食感になっていることが多い。イメージは、通常の油揚げをそのまま大きくした感じの食感。

だけど「すがわらの三角揚げ」の素敵なポイントは、大きさだけじゃなく豆腐の層がぎっちりとしていて、まだまだ「豆腐」が生きている点。つまり、ゴワゴワとした食感ではなく、豆腐のしっとりさが残っている食感だ。

そして、醤油などをつけずにそのまま焼いたお揚げさんを頬張ると、しっかりとした大豆の香りを感じる。これもまた美味しさの1つ!ちなみに大豆は全て東松島市で生産されたもの。

まだ食べたことがないよという方は、ぜひ大きいままこんがりと焼いて、かぶりついてみよう。『油揚げがご馳走?』の疑問は、ピョーンとどこかへ吹っ飛んでしまうかもしれないぞ。

名称:すがわらの三角揚げ
製造元:すがわら商店
住所:宮城県東松島市大塩字中沢下39-3
販売店:東松島市、松島町内のスーパーマーケット
※筆者が購入した店舗は「A&COOP 松島店」

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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