偉人の名言から学ぶ英語表現。幸せを呼び込む方法がわかる、ソクラテスの言葉「今あるものに満たされない…
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はソクラテスの名言をご紹介します。ソクラテス(紀元前470~紀元前399年)は古代ギリシャの哲学者です。
今回は幸せを呼び込む方法がわかるソクラテスの名言をご紹介します。
偉人の名言から学ぶ英語表現。幸せを呼び込む方法がわかる、ソクラテスの言葉「今あるものに満たされない…
「今あるものに満たされない者はこれから欲しいものにも満たされない」
ソクラテス(古代ギリシャの哲学者)
これは以前美輪明宏さんがラジオでおっしゃっていたことなのですが、「一升枡には一升のお米しか入らない。それに1トンも2トンも入れようとするのは無駄なこと。人にはちゃんと器というものがあって、終始バランスが取れるようにできている。だから、人をねたんだり不公平だと言う必要はありません」。
何かを得れば何かを失う、何かを失えば何かを得る。これは人生のあらゆることに通じる法則なのではないかなと。
例えば、芸能人になりたい。芸能人になればお金持ちになれる。きれいな人と結婚できる。ただ、そこには失うものもありますよね。有名になれば、今までのように外を歩くことはできなくなる。スーパーに買い物に行くのも大変かもしれない。悪いことをすればそれもすぐに世間にバレてしまう。
お金はあるけれど家族はいない人。容姿端麗だけれど体が弱い人。お金はないけど健康な人。皆持っているものは違う。ただ、幸せの量は同じなのではないかなと。
自分は結婚をしていない。結婚している人を見て「うらやましいな」と。ただ、結婚をして失われるものもある。一人の時間、趣味の時間、友達と過ごす時間、両親と過ごす時間。
自分は結婚していないけれど両親はまだ生きている。世の中には親を早くに亡くした人もいるわけで、そういう人からすれば30歳を過ぎて親と話ができる、親と同じ時間を過ごすことができる、それはとても幸せなことではないかと。結婚をすれば、今のように両親と過ごすことも難しくなるだろう。
自分にないものを見て人をうらやむのではなく、自分にある幸せに気付いて、そこに感謝する。
何かを得れば何かを失う、何かを失えば何かを得る。自分にないものばかりを見ていれば、永遠に満たされることはない。
人生に疲れた人へ。「幸せ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はソクラテスの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ソクラテスの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ソクラテスの名言を11句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『【英文の作り方・組み立て方のコツ】英語の名詞・動詞・形容詞の順番』(外部リンク)という記事では、英語で文章を作るための基礎知識について解説しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「幸福は受け入れることにのみ存在しうる」
ジョージ・オーウェル(イギリスの作家)
「幸福とは問題がない状態を言うのではありません。幸福とは問題に対処する能力を言うのです」
スティーブ・マラボリ(アメリカの作家)
「幸福の敵は二つある。苦痛と退屈である」
アルトゥル・ショーペンハウアー(ドイツの哲学者)
お読みいただき、ありがとうございました!