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宇宙からの謎のメッセージ「Wow!シグナル」電波の発信源には太陽に酷似した天体を発見

皆さんは、宇宙人は存在すると思いますか?本記事では、過去に宇宙人からのメッセージと話題を呼んだ「Wow!シグナル」について解説していきます。

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■天文学における未解決事件「Wow!シグナル」

チリ共和国にあるパラナル天文台 出典:Wikipedia
チリ共和国にあるパラナル天文台 出典:Wikipedia

1977年、ビッグイヤー電波望遠鏡は「いて座」からのある信号を受信しました。この信号は、狭い周波数の中で72秒にわたり強力な信号を発していたことから、データを解析した天文学者は「Wow!」という驚きの言葉を書き記しています。

その後に同じ方向を観測したとしても、このシグナルは発見することができておらず、起源は不明のままです。日本でも九州東海大学や、西はりま天文台なども観測を試みました。この電波はWow!シグナルと呼ばれ、様々な説が議論されていますが、恒星間での使用が予想されるような信号の特徴を表していたため、地球外生命体の電波ではないかとも考えられています。そして、この出来事は世間にも浸透していき、映画「コンタクト」など多岐にわたる部分で影響を与えました。

■Wow!シグナルの方向に太陽と酷似した天体を発見

系外惑星のイメージ図 出典:Wikipedia
系外惑星のイメージ図 出典:Wikipedia

そして時は流れ2020年、宇宙望遠鏡「ガイア」は約18億個もの新たな天体の発見に成功しました。このデータを調査したところ、なんとWow!シグナルの発信源方向に、直径と光度が太陽とほぼ同じ天体「19281982-2640123」を発見しました。この天体を分析したところ、質量・半径・光度・有効温度の全てが太陽の±1%の範囲にあると推定されており、太陽系から1801光年の距離に位置しています。

この天体はWow!シグナルの発生源として最も可能性があると考えられ、非自然的な電波の観測を試みました。しかし、今のところそれらしい電波は検出されていません。もしかするとこの天体の周りには、私たちが住む地球と非常によく似た惑星が存在しているのかもしれませんね。

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