大阪のニュースポット、2024年7月31日に開業したJR大阪駅の新駅ビル「イノゲート大阪」。5階の飲食ゾーン「バルチカ０３」に「食堂 一石三鳥」がオープン！もしかしたら関西一値段が高いかもしれない「大人の食堂」を紹介します。

「食堂 一石三鳥」

駅前なのに隠れ家感にわくわくする「大人の食堂」

大阪駅の新駅ビル「イノゲート大阪」。5階「食堂 一石三鳥」は、シェフを囲むように配置したカウンター9席のみ。モダンで大人なムードが素敵で隠れ家感満載なところが落ち着くんです。

こちらは東京と大阪を中心に11店舗を展開する「一石三鳥」グループの新店。今まで福島の路地裏などあえて立地が良くない場所に店舗を展開してきました。今回初めて駅直結の商業施設に出店ということですが、これまで同様隠れ家のように、高級感が漂い、落ち着いた雰囲気を大事にしたそうです。

旬の食材の良さを最大限に引き出したコース１種類のみ

おまかせコース1種類（13,000円）

五感で楽しむ食のライブパフォーマンス感満載なコースをいただきます。メニューを見て北京ダックや生姜焼きと食堂らしい馴染みのあるフードなのかと思いきや、出てきたのはみたことも食べたこともないようなお食事でした。

①北京ダック

コースの最初飾るのは、名刺代わりの一皿となる北京ダック。目の前でじっくりと火を通し皮をパリパリに仕上げたアヒルを、燻した藁でファイヤー！いきなりびっくりです。

自家製発酵白菜、ブルーベリーソース、レバーパテとともに自家製のもちっとした生地で包んで提供。パリパリの皮、ふわふわのパテ、燻製の香りが合わさって絶品でシャンパーニュと合う！

②但馬牛とイカスミのゼッポリーニ

揚げピザ生地のゼッポリーニと合わせた脂の甘い但馬内。絶妙な味付け加減でキャビアとの塩梅が良い。

③鮑とキノコのカルパッチョ

松茸に、鮑、最高です。味付けも控えめで香りが活きていて、こちらは個人的に何もかもが好み！

④マスカツとベジョータの生ハム

揚げた鱒に塩味がはっきりしたベジョータの生ハムだけでも間違いないのですが、敷かれた辛口のグリーンカレーソースが驚くほどカツにあうんです。これはタルタルソースを超えたかもしれない。

⑤高濃度トマトのピクルス

美しいアメーラトマトをお出しに漬けたピクルスは、和の旨味がいきた食べたことがないようなピクルス。

トマトが苦手な人もきっと好きになる。

⑥生ウニの冷製パスタ

蓋をあけると豪華な雲丹が登場！通常冷製パスタは細いカッペリーニを使うことが多いのですが、あえて1.6ミリのスパゲッティを使うことでもちっとしつつ腰のある食感を楽しめるパスタです。

⑦ベジョータの生姜焼き

え～！これが生姜焼き？大きな塊肉に汁をかけ続けます。

ローストポークのような生姜焼きにたっぷりの生姜ソースで、令和の生姜焼きの登場です。ソースは濃すぎず、野菜にも絡めて、豚の脂が甘くておいしくボリューム満点です。

⑧本日の魚と発酵パプリカのパエリア

しめがパエリアなのが意外性あり！サフランの代わりに発酵パプリカを用いたパエリアは初めてですが、和の炊き込みごはんのようにお米になじんでいます。

上には揚げた生姜がたっぷりで、香ばしいパエリアにさらにパリッとした食感を加えます。

なるほど～！すべてが馴染みがあるようで食べたことがない、確かに大人の食堂料理のオンパレード。伊万里焼や有田焼、九谷焼などのお皿も風情があり一品ずつをグレードアップしています。

こだわりはデザートにまで表れています。

⓽一石三鳥 大人のかき氷

目の前で削ったしゅわしゅわのミルク氷にマスカルポーネソースが爽やか。季節の果物は今は北海道のメロン。そこに国産の蜂蜜をたらり。この蜂蜜の癖がまたあいます。上質なミルクソルベのようなかき氷です。

⑩ラムモカの生チョコ

最後にもう一種スイーツはは嬉しい。ラムの芳醇な香りと味の大人の生チョコで、量も程よくさっぱりめのかき氷とあわせていただくとまた美味なんです。

ベルガモット香るハーブティーといただきます。

話題になること間違いなし！リピートしたくなる大人の食堂

壁一面のガラス窓からは、再開発が進む「グラングリーン大阪」を望む絶景ビューが広がるプレミアムな空間で、最高に美味で楽しい時間を過ごしました。
とにかく美味で、作る行程がショーのように楽しく、食べるとまた驚きがあり大満足な大人の食堂。これは絶対話題になるし私もぜひまた行きたい！と思います。