「膝に水が溜まる」とどうなる?-膝痛について分かりやすく解説!
"膝に水が溜まる"
という言葉を聞いたことある方は多いと思いますが、実際にどんな状態なのか?を解説していきます。
今回の目次
- 膝の関節の構造
- 膝に水が溜まるとはどんな状態?
- なんで膝に水が溜まる?
- 膝に水が溜まったらどうすればいい?
- 最後に(炎症が起こりやすい人)
ご覧いただきありがとうございます。おがちゃん先生です。
「体の知識が"誰でもわかる"」をテーマに解説しておりますので、ぜひフォローして頂けると励みになります。
【1】膝の関節の構造
膝の関節は、太ももの骨(大腿骨)・スネの骨(脛骨)・膝のお皿(膝蓋骨)で構成されています。
また、「半月板」というクッションや、関節をスムーズに動かすための液体を分泌する「滑膜(かつまく)」などもあります。
"膝に水が溜まる"という状態には「滑膜」が関与しています。
【2】膝に水が溜まるとはどんな状態?
滑膜は「関節液(または滑液)」といった液体を分泌しています。
膝に炎症が起こると、この関節液が過剰に分泌されることで、"膝に水が溜まり"、腫れや痛みが起こります。
このように一般的にいう「膝に水が溜まる」とは、炎症により関節液が過剰に増えた状態です。
【3】なんで膝に水が溜まる?
膝に水が溜まる原因の多くは、膝に炎症が起こるからです。
さらに炎症が起こる理由としては下のようなものがあげられます。
- 変形性膝関節症
- 半月板の損傷
- 関節リウマチなど
【4】膝に水が溜まったらどうすればいい?
膝に水が溜まった場合は、状態に合わせて対応する必要があるため、医療機関の方に相談するようにしましょう。
基本的には溜まった水を抜くことが必要です。
【5】最後に(炎症が起こりやすい人)
少し意外かもしれませんが「内臓脂肪が蓄積している」と炎症が起こりやすくなります。
これは、内臓脂肪から悪玉アディポサイトカイン(TNF-aなど)が多く分泌されるからです。
そのため、膝痛を予防・緩和するためには、(特に内臓脂肪型の)肥満の改善というのも大切です。
他にも、関節に過度に負担をかけない・太ももの筋力強化と柔軟性の向上なども膝痛の予防には大切になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
参考になりましたら「学びがある」「わかりやすい」などのリアクションボタンをどれかタップして頂けると励みになります!