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【目黒区】仕事もできて、飛騨牛をカジュアルに楽しめる「コーナー 池尻大橋」ってどんなとこ?

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

池尻大橋駅近くにちょっと面白いお店が2023年7月10日(月)にオープンしました。名前は「コーナー 池尻大橋」。

「コーナー 池尻大橋」
「コーナー 池尻大橋」

場所は国道246沿い、首都高速道路3号渋谷線と中央環状線を結ぶ大橋ジャンクションの目の前で、お店も道の角「Corner(コーナー)」にあります。

朝7時から深夜2時までカフェ・レストラン・バーとして利用できて、ポップアップイベントやノマドワークなどにもぴったりな「シェア空間」。

しかもどの時間帯に訪れても、食事がなかなか本格的ということで、さっそくご紹介していきましょう。

いろんな仕事や特技、趣味を活かして混ざり合うユニークな空間「コーナー 池尻大橋」

「コーナー 池尻大橋」は株式会社Knitが運営しているお店。池尻大橋にあるレモンサワー屋「イザック」、シェアスペース「中目黒ふらっと公民館」「うら中目黒」を運営している株式会社flatと、建築を手掛ける株式会社アーキネクストの合同会社です。

株式会社Knitはさまざまな仕事(PRや建築家、お料理、IT、広告制作、植物)や特技を持つメンバーが集まって立ち上げた会社。お店のコンセプトがとてもおもしろいし、隅々までこだわりが感じられます。

「コーナー 池尻大橋」のインテリアは、オーストラリアの壮大な大自然をイメージ

「コーナー 池尻大橋」の設計・デザイン・インテリアは、株式会社アーキネクストの西脇靖人さんが手がけています。

お店で提供するワインがオーストラリア・ニュージーランドのもの、ということで、店内の内装やインテリアにもその要素がしっかりと現れていました。

内装の壁に赤土のレンガを採用しているのは、オーストラリアのエアーズロックをイメージしたそうです。

また、テーブルや床などには、経年変化を楽しめる古材をそのまま使用。街と共に歳月を重ねることで生まれてくる味わい深さや、街に溶け込むという意味を持たせています。

打ちっぱなしのコンクリートや鉄鋼など、ちょっと冷たい印象を感じる素材をバランスよく使いつつ、ナチュラルで手触りのよい自然素材の温もりも感じさせる。

椅子の座面には使い込むほどに味わいが増す革を採用。エシカルな素材を意識してつくりあげていました。

店内に飾られている植物やお花も、オーストラリアを意識して選んでいるそうです。

大きな開口部から昼は明るい陽射しが注ぎ込み、夜は車のライトや街のざわめきが窓を通して感じられる店内に。

仕事帰りや自宅に戻る途中の止まり木、ランナーやペットのお散歩の休憩スポット、ノマドワーク、お子さま連れのファミリーで食事などなど。

いろいろな使われ方がイメージできる、いつ訪れても心地よく過ごせる空間となっていました。

「コーナー 池尻大橋」はゆるやかにつながりながら、3つのエリアに分かれています

「Display」スペース
「Display」スペース

「コーナー 池尻大橋」の店内は、一番手前側(入口)がアートや雑貨などのポップアップイベントや展示会、物販などに活用可能な「Display」スペース。誰でも気軽に利用できるそうです

「Relax」スペース
「Relax」スペース

そして中央の「Relax」エリアは食事やカフェ、バーとしてくつろげる空間に。

一番奥は「Work」エリア。こちらはオンラインミーティングやリモートワークも可能で、各テーブルに充電用のタップも用意されています。

「Work」スペースの個室風ブース
「Work」スペースの個室風ブース

パソコンやタブレットを使って仕事をしたい方は基本的に、この「Work」エリアを利用してほしいとのこと。

大テーブルとカウンター席、椅子の背もたれが高く、仕切りにもなっている個室風のブースもあって使い勝手が良さそうです。

「コーナー 池尻大橋」での食事は、ヘルシーでボリューミーな食事がいつでもできること

さて、いちばん気になるのはどんな食事ができるかですよね。お待たせしました!

じつは「コーナー 池尻大橋」では、あの岐阜県の最高級ブランド牛である「飛騨牛」を、カジュアルに、リーズナブルに楽しめてしまうのが一番のポイントなんです。

お店の設計・デザインを担当された西脇さんが岐阜県出身ということもあり、地元では有名な老舗企業「養老ミート」との直接取引を実現。

お店のオーナーである登坂麻美さんが「飛騨牛」に惚れこみ、肩ひじ張らずにいつでも食べられる値段で提供したいという熱い思いで実現したメニューとなっています。

「コーナー 池尻大橋」の朝ごはん

「コーナー 池尻大橋」の朝ごはんは11時まで。「大橋の朝定食(雑穀米・焼鯖ハーフ、納豆or卵、ラぺ、お野菜スープ)」と「大橋の朝サンド(焼き鯖or鶏むね肉、お野菜スープ)」の2種類を用意。

都会のど真ん中で栄養バランスのよい朝ごはんがしっかり食べられるのって幸せですよね。

「コーナー 池尻大橋」の昼ごはん

11時から15時まではランチタイム。お肉・野菜の定食が楽しめます。もちろん「飛騨牛」を使ったローストビーフ定食もありますよ!

「コーナー 池尻大橋」のグランドメニュー

グランドメニューとしてラインナップされているのは、岐阜県の最高級ブランド・飛騨牛ステーキや厚切りポーク、焼鯖などのスキレット料理。

これらのメインディッシュに雑穀米やパン、サラダ、ラぺ、スープなどを組み合わせて定食スタイルにできるので、夜遅く訪れてもしっかり食事ができるというシステムになっています。

これ以外にもお酒のお伴にピッタリな「おつまみプレート」や「チーズ&はちみつ」、揚げ物とお肉、デザートなどもラインナップ。

ドリンクはこだわりのブレンドコーヒー、お茶、ジュース、ビール、サワー、ウイスキー、ジン、オーストラリア・ニュージーランドを中心としたワインが楽しめますよ。

※メニューの内容・価格は2023年7月10日の取材時点のものです。予告なく変更になる可能性があります。

こだわりのワインから自慢の「飛騨牛」まで、「コーナー 池尻大橋」のお料理を試食してきました!

オープン前、メディア向けに実施された試食会に参加してきましたので、さっそくお料理や飲み物をダイジェストでご紹介していきましょう。

泡を楽しむ新感覚のビール「ピルスナーウルケル<生>

ピルスナーウルケル<生>・ハラディンガ
ピルスナーウルケル<生>・ハラディンガ

まずは「コーナー 池尻大橋」で提供している生ビール「ピルスナーウルケル」のご紹介。

チェコのプルゼニで1842年から生産されきたもので、苦味、甘味、香りが絶妙なバランスで調和した味わいを、泡と共に楽しむスタイルのビールとなっています。

注ぎ方は以下の3種類選べます。

  • ハラディンガ:先に泡を注ぎ、その下にビールを注いて味わいを引き出す
  • ミルコ:グラス一杯に泡を満たしたクリーミーな味わいが楽しめる
  • ナドバクラット:指一本少なく注いだグラス上部から、豊かな香りを楽しむ

今回は「ハラディンガ」の注ぎ方で楽しんできました。

きめ細かな純白の泡、黄金色の輝き。見た目も美しく、さっぱりとした飲み口ながら、しっかりとしたコクもある。泡そのものもおいしいビールでした。

イザックの岩城島レモンサワー
イザックの岩城島レモンサワー

もちろんオーナーである登坂さんが初めて手掛けたお店「イザック」の名物ドリンク、「イザックの岩城島レモンサワー」もあります。

手作りの温もりを感じる洗練されたデリ「おつまみプレート3種」

注文してすぐに提供されるメニューとしてラインナップされている「おつまみプレート3種」。上写真向かって左から「セロリと玉ねぎのカポナータ」「紫キャベツの辛くないスパイスラぺ」「とっておきオリーブオイルのにんじんラぺ」です。

シェフの持田さんいわく、見た目はおしゃれ、食べると家庭の味がしてほっこりするような、毎日食べても飽きないバランスを目指したそう。

どれも野菜のうま味を引き出し、味付けは最小限に。手作りの温もりとやさしいおいしさで、ペロリと完食してしまいました。

オーストラリア・タスマニア産のはちみつが秀逸「はちみつ&チーズ」

続いてご紹介するのは「チーズ&はちみつ」。

パルミジャーノレッジャーノとゴルゴンゾーラ、スカモルツァの3種類盛り合わせと、オーストラリア・タスマニア産のはちみつ「レザーウッドハニー」を組み合わせています。

レザーウッドとはタスマニア島に生息する低木樹で、この樹が咲かせる花から蜜を採取することを許されている養蜂家はごくわずかなのだそう。

その中でもリンズィ・バークさんという第1人者が採取したはちみつをお店では使っています。

リンズィさんは、40度でハチミツをゆるくして瓶詰め等の工程を行なう低温殺菌での製造方法を採用。自然な甘味と洗練された芳醇な香り、花蜜の風味がそのまま残されており、チーズの味わいを引き立たせていました。

オーストラリアの赤ワイン「リトルジャイアント」

オーストラリアの赤ワイン「リトルジャイアント」
オーストラリアの赤ワイン「リトルジャイアント」

この後、お肉をいただくので、2杯目としてオーストラリアの赤ワイン「リトルジャイアント」をチョイスしました。

品種はカベルネ・ソーヴィニョンで豊かなブラックベリーの果実、スイスのアロマ、樽香などの余韻が素晴らしい一杯。

ラベルに描かれているのはウォンバットです。

お食事は定食スタイル、メインは「飛騨牛ステーキ」「飛騨牛のローストビーフ」

「飛騨牛ステーキ」を定食スタイルで
「飛騨牛ステーキ」を定食スタイルで

お食事は定食スタイルでの提供。メインに「飛騨牛ステーキ」か「飛騨牛のローストビーフ」が選べました。肉好きの私としては「飛騨牛ステーキ」が見逃せません!

試食用に「飛騨牛ローストビーフ」もいただきました
試食用に「飛騨牛ローストビーフ」もいただきました

しかも、試食用に「飛騨牛ローストビーフ」も一口提供いただき、感激です。

お肉は一度低温調理し、うま味をしっかりと閉じ込めたものを提供時に香ばしく焼いています。

飛騨牛ステーキは外側はこんがりと焼けて、内側はとってもジューシー。ステーキにさりげなくそえられていたポテトもまた一口食べてびっくりしました。

一度火を通したじゃがいもを冷凍させて、翌日油でカリっと揚げているとのこと。外側は香ばしくぱりぱりで、内側はホクホク。甘くておいしいフライドポテトに仕上がっています。

そして下写真は同行人が注文した「飛騨牛ローストビーフ」です。

「飛騨牛ローストビーフ」を定食スタイルで
「飛騨牛ローストビーフ」を定食スタイルで

ジューシーでやわらかく甘味とコクのあるローストビーフ。美しい桜色が食欲をそそります。

臭みなどは一切なく、不思議と後味もさっぱり。ピンクペッパーのフルーティな甘みと控えめなスパイシーさがとてもマッチしていておいしいです。

「本日の野菜スープ」
「本日の野菜スープ」

定食スタイルで注文すると上写真のような野菜スープと、雑穀米のごはんが付いてきます。

雑穀米のごはんはふんわり、もちもちに炊きあがっており、体に優しい味わいでした。

魚料理も秀逸、「コーナー 池尻大橋」自慢の「鯖サンド」

「鯖サンド」
「鯖サンド」

そして「コーナー 池尻大橋」イチオシの「鯖サンド」です。一度低温調理してうま味を凝縮させた鯖を、外側パリパリに焼き、ライ麦ブレッドでサンドイッチに。

お野菜もたっぷりでとてもボリューミーな一品です。もうとても入らないので、写真だけ撮影し、この後テイクアウトにしていただきました。

鯖のクセのある臭みなどは一切なく、ジューシーでとってもおいしい。にんじんや紫キャベツのラぺとの相性も抜群でした。

「トロニカ珈琲焙煎所」のオリジナルコーヒー「富士山ブレンド」

「富士山ブレンド」のアイスコーヒー
「富士山ブレンド」のアイスコーヒー

「コーナー 池尻大橋」ではソフトドリンクにもこだわりがあります。

「富士山ブレンド」は、静岡県・富士市の「トロニカ珈琲焙煎所」のオリジナルコーヒー。富士山の溶岩や火山岩のゴツゴツとした無骨で熱いイメージと、富士山という誰からも愛されるイメージをもとに組み立てられたコーヒーです。

コロンビアの豆をベースに、スマトラ島、バリ島といったインドネシアの島々の豆をブレンドして深めの焙煎で仕上げています。ずっしりとした味わいとすっきりとした後味もある、珠玉の一杯でした。

初めて訪れたのにどこか懐かしく、家にいるようにくつろげる。「コーナー 池尻大橋」はとても居心地のよいスペースでした。

オープンスペースながら、3つの機能を持ち、それぞれが緩やかにつながっているコミュニティ空間であり、いろんな目的で自由に集まり、思い思いの時間を過ごせるユニークなスタイルになっています。

時間帯により顔触れが変わりつつ、変わらぬ美味しさと居心地の良さを提供してくれる。「コーナー 池尻大橋」が生活の動線上にあったらきっと素敵だと思いました。

お子さま連れ、ペット連れもOKですので、ママ友同士のお食事会やペット仲間のオフ会にもおすすめ。コワーキングスペースとして異業種同士の交流も自然と生まれそうな程よい距離感のお店です。

皆さんもぜひ一度、足を運んでみては?

■取材協力

株式会社Knit

【店舗概要】
コーナー 池尻大橋
営業時間:7時~翌2時まで
住所:東京都目黒区大橋2-22-2 エメロード大坂1F

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史(関裕二先生のファン)。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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