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【宗教は病気(特にメンタル疾患)に良いのか悪いのか? 害はないのか?】について語ります。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「宗教は病気に良いのか悪いのか?」というテーマでお話しいたします。

宗教は、心の病にいいです。
神や仏に祈りを捧げていると、心が平穏になるからです。だから、心の病の人に、宗教はおススメです。特に、戒律の厳しくない宗教であれば、なおおススメです。

けれど、宗教サークルに入るのは、あまり関心しません。特に、新興宗教は避けたほうが賢明です。というのは、新興宗教などに入ると、やらなければならない仕事が増えてしまうからです。
たとえば、宗教サークルに入ると、定期的に集会に出なければならなくなります。新しい信者獲得のための奉仕活動もしなければならなくなります。他には、宗教サークルを維持するための献金も馬鹿になりません。

心の病にかかっている人は、エネルギーが不足しているので、人間関係や今言った仕事が負担になりかねません。だから、「宗教サークルには入らないほうがいい」と私は言っているのです。とかく、心が弱ってくると、つい新興宗教の誘いに乗りがちなので、このあたりは十分に注意したいところです。

この記事をご覧の方で、既に宗教サークルに入っていると仰る方は、ペースダウンして無理のない範囲で、活動を行っていってください。無理のない範囲で続けていけば、宗教サークルで知り合った友人・知人が、ときに自分の心の支えとなります。

また、宗教によっては、西洋医学を否定しているところもあるので、このあたりは十分に気をつけたいところです。お薬は、依存するものでも忌み嫌うものでもなく、上手に利用するものです。

よって、「宗教は、病気にいいのか悪いのか?」の答えは、「宗教および信仰心は心の病にいいが、宗教サークル(特に新興宗教サークル)に入るのはおススメできません」ということになります。

というわけで、今日は、「宗教は病気(特にメンタル疾患)に良いのか悪いのか?」というテーマでお話しさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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