四条河原町のラーメン店「らーめん杉千代」の前身は、京都市右京区の太秦に1999年誕生し、2009年に惜しまれつつも閉店した人気店。それから10年あまりの年月を経て、2021年6月に今の場所に復活しました。

お店へは、四条河原町から2本北にある路地を東へ。この道は十軒町橋通といい、高瀬川にかかる橋のひとつである十軒町橋につながります。細い通りですが、居酒屋など飲食店が軒を連ねており、その中ほどにお店があります。

お店はどこか懐かしさを感じさせる落ち着いた雰囲気。カウンターをメインに、奥には座敷もあります。のれんやレトロ電話は、以前のお店からのものだそうです。

メニューは京都背脂醤油のラーメンとチャーシューメンに、チャーハンや餃子、唐揚げ、お店自慢のチャーシューなど。最近はチャーハンがないラーメン店が多いので、チャーハン好きには嬉しい。「お子さまらーめん」があるのも家族連れには嬉しいですね。

ラーメンは、背脂のコクがたまらなに鶏ガラ豚骨醤油ラーメン。麺は細麺です。
自慢のチャーシューは、口に入れるとほろほろほどけます。

らーめん杉千代のラーメンが他の背脂系のラーメンと違うのが、ピリ辛の一味が効いた旨辛ラーメンであること。実は筆者は背脂系の京都ラーメンがあまり好きではないのですが、これは実に美味しい。

杉千代ラーメンの楽しみ方。
にんにくを入れたいのは山々でしたが、この後仕事なので泣く泣く我慢しました。一味を加えて旨辛スープの出来上がりとありますが、加えなくても十二分に旨辛です。辛いのが苦手な人は加えないのが無難でしょう。

語り継がれる伝説の味は、さすがの一言でした。
次回はぜひチャーハンと、今回は我慢したにんにくと一味を加えてさらに旨辛度が増したラーメンを心ゆくまで楽しみたいと思います。