クローザーの靱帯損傷により、藤浪晋太郎の役割は変わる!?
8月26日、ボルティモア・オリオールズは、クローザーのフェリックス・バティスタを故障者リストに入れ、リリーバーのDL・ホールをAAAから再昇格させた。
今シーズン、バティスタは、56登板で61.0イニングを投げ、奪三振16.23と与四球率3.84、防御率1.48を記録し、33セーブを挙げている。
前日、1点リードの9回表に登板したバティスタは、最初の2人を討ち取ったものの、3人目の打席の途中で、右腕の違和感を訴え、マウンドを降りた。
MASNスポーツのロック・クバッコらによると、マイク・イライアスGMは、バティスタの靱帯に損傷がある、と語ったという。程度はわからないが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のように、今シーズンはもう投げない可能性もある。
8月26日の試合は、それまで、バティスタにつなぐセットアッパーとして投げていたイェンニアー・カノーが、9回表に登板し、セーブを挙げた。ここからも、バティスタに代わってクローザーを務めるはずだ。
それにより、藤浪晋太郎の役割も、これまでと変わってくるのではないだろうか。藤浪だけではないかもしれないが、セットアッパーとして投げる機会は、増えると思われる。
7月19日にオークランド・アスレティックスから移籍後、藤浪は、16試合に登板している。そのうちの5試合は、リードされている状況だった。また、プラスとマイナスを問わず、登板時に6点差以上も、同じく5度を数える(1登板は重複)。
一方、カノーは、8月26日を含めず、藤浪と同じスパンに、こちらも16登板。いずれも、同点かリードしている状況でマウンドに上がっていて、登板時に6点差以上は1度しかない。