Yahoo!ニュース

【名古屋市千種区】春の隠れお花見スポット「相応寺」周辺ではシャガの花も見られます

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

桜が満開を迎える3月末、町をお散歩するのが楽しくなりますね!以前、千種区の周辺で穴場お花見スポットを見つけたのでご紹介しようと思います。

その場所があるのは、地下鉄東山線・本山駅と覚王山駅の間、小高い丘になった城山町の一角です。特徴は、姫池通から見えるこのビジュアル。

なんだか見たことある感じの景観ではないでしょうか。そう、有名な清水寺に似ていますよね。実は今回ご紹介する「相応寺」は、かつて京都東山の清水寺に模した舞台がつくられた歴史があります。

今でも、その名残を垣間見ることができますよ。「相応寺」は、京都・知恩院の末寺にして、尾張徳川家にゆかりのある浄土宗の寺院です。

境内に入ると、見事な青紅葉のコラボレーションが迎えてくれました。桜に注目しがちな季節ではありますが、その一方で初夏に向けてどんどんと緑が色濃くなっていきます。

まだまだ涼しい季節。いろんな色彩に包まれながら、日陰で休憩をするのが気持ち良いです。

そして本堂まで階段を上ると、一帯を覆うような大ぶりのソメイヨシノ。木は一本だけですが、とても見応えがありました。陽光を透かしながら、ピンク色のシャワーのように咲き誇ります。

横から眺めると、本堂に寄り添うような、美しい桜です。そして、まるでこのお寺の境内だけ、江戸時代のまま時が止まっているような、そんな不思議な時間を楽しみました。

そんな癒しのお花見からの帰り道。相応寺をいったん出て、その東側に続く階段を歩いていた時、見事なシャガに出会います。

まさか名古屋でシャガの花が見られる場所があるとは目からウロコ!思わずしゃがみこんで眺めてしまいました。

まるで蝶の模様がそのままお花になったような、妖艶な美しさがあるお花。甘い匂いも鼻腔を満たしてくれます。

リモートワークのかたわら、ふと外を歩けば、ちょっとした季節との出会いを楽しめることも!今年はどんな発見があるか、桜が満開を迎えるタイミングが待ち遠しいですね。

<相応寺>
住所:愛知県名古屋市千種区城山町1-47
アクセス:地下鉄東山線・覚王山駅 / 本山駅から徒歩約15分

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

土庄雄平の最近の記事