大谷翔平が奪三振のリーグ・トップに立つ。次の登板まで1位のままなのか、追い抜きそうな投手はいるのか
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/00351363/title-1685252001265.jpeg?exp=10800)
5月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、6イニングを投げて10三振を奪った。被安打6本、与四球3、2失点(自責点1)。試合は、4対4の10回表にマイアミ・マーリンズが4点を挙げ、エンジェルスは5対8で敗れた。
この日の10奪三振により、大谷のシーズン奪三振は90となり、それまでア・リーグのトップにいた、89奪三振のケビン・ゴーズマン(トロント・ブルージェイズ)を上回った。ナ・リーグを含めても、大谷より多くの三振を奪っている投手は、97奪三振のスペンサー・ストライダー(アトランタ・ブレーブス)しかいない。
大谷の奪三振率12.46は、ア・リーグで規定投球回に達している36人のなかで最も高く、両リーグの70人中、ストライダーの奪三振率15.14とハンター・グリーン(シンシナティ・レッズ)の奪三振率12.86に次ぐ。
もっとも、次の登板を迎える時点で、ア・リーグの奪三振トップは、大谷ではなくなっている可能性が高い。1奪三振差のゴーズマンは、5月26日に投げ、次は6月1日に投げると思われる。一方、大谷の次回登板は、6月2日だろう。
ゴーズマンの奪三振率11.72は、ア・リーグ2位、両リーグ4位だ。ここからは、大谷とゴーズマンが抜きつ抜かれつ、交互に奪三振のリーグ・トップに立つかもしれない。
なお、大谷とゴーズマンの他に、ア・リーグで70奪三振以上は7人。パブロ・ロペス(ミネソタ・ツインズ)が81奪三振、フランバー・バルデス(ヒューストン・アストロズ)が77奪三振、ルイス・カスティーヨ(シアトル・マリナーズ)が76奪三振、シェーン・マクラナハン(タンパベイ・レイズ)が75奪三振、ランス・リン(シカゴ・ホワイトソックス)が72奪三振、ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)とジョー・ライアン(ツインズ)は70奪三振だ。
3位と4位に位置するロペスとバルデスは、予定どおりなら、6月1日に登板する。ロペスは、10三振以上を奪うと大谷を追い抜くが、リーグ・トップに立つかどうかは、同じ日に投げるゴーズマン次第だ。ゴーズマンはデー・ゲーム、ロペス(とバルデス)はナイト・ゲームに登板する。