第4戦はドジャースが白星、パドレスは黒星。第5戦に勝ってシリーズ突破はどちらが多い!?
現在、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ進出は、4チーム中2チームが決まっている。ニューヨーク・メッツとニューヨーク・ヤンキースは、どちらも、ディビジョン・シリーズを4試合で終わらせた。
一方、あとの2シリーズ、サンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースとデトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズは、2勝2敗だ。それぞれ、10月11日と12日(日本時間12日と13日)に第5戦を行う。
ここまでの各チームの白星と黒星は、ドジャースとガーディアンズが○●●○、パドレスとタイガースは●○○●と推移している。第5戦は、第1戦と2戦と同じく、シード上位のホーム・ゲームなので、球場は、ナ・リーグの第5戦がロサンゼルスのドジャー・スタジアム、ア・リーグの第5戦はクリーブランドのプログレッシブ・フィールドだ。
ディビジョン・シリーズは、1981年と1995年以降に開催されている。1981年は、1リーグ2地区だったが、ストライキにより、レギュラーシーズンが前期と後期に分かれた。前期の地区1位と後期の地区1位がディビジョン・シリーズで対戦し――東地区対東地区、西地区対西地区――その勝者がリーグ・チャンピオンシップ・シリーズに進んだ。
今年を除くと、4シリーズ×30年=120シリーズだ。それらのうち、数え間違いがなければ、31.7%の38シリーズは、第5戦までもつれた。
38シリーズの勝者は、1勝2敗から○○(第4戦と第5戦に勝利)が21チーム、2勝1敗から●○(第4戦に敗れて第5戦に勝利)は17チームだ。前者のほうが少し多いが、著しい差はない。
また、○●●○○は7チーム、●○○●○は5チーム。サンプル数からすると、ほぼ同じに近い。あとのパターンは、○○●●○、○●○●○、●○●○○が6チームずつと、●●○○○が8チームだ。
今年、第5戦に勝つと、ドジャースとガーディアンズは、1勝2敗から○○の22チーム目、○●●○○の8チーム目。パドレスとタイガースは、2勝1敗から●○の18チーム目、●○○●○の6チーム目となる。
第5戦の先発マウンドには、山本由伸(ドジャース)とダルビッシュ有(パドレス)、マシュー・ボイド(ガーディアンズ)とタリック・スクーバル(タイガース)が上がる。
山本とダルビッシュは、昨年のWBCでチームメイトだった。ボイドとスクーバルも、かつてのチームメイトだ。ボイドは、2015~21年と2023年にタイガースで投げた。スクーバルは、2018年のドラフトでタイガースから9巡目・全体255位指名を受け、2020年にメジャーデビューした。
ボイドとスクーバルは、このシリーズの第2戦に投げ合っている。ボイドが4.2イニング、スクーバルは7イニングを投げ、2人とも、得点を許さなかった。