スイーツ芸人が厳選!お中元にもおすすめ!知る人ぞ知る「夏の贈り物」3選
よろスィーツ!スイーツなかのです。
今回は、おすすめの夏の贈り物を3つご紹介。
長く愛される季節のお菓子から数量限定の知る人ぞ知る逸品まで。
お世話になった方へのお中元など、大切な贈り物をしたい時の参考に。
桃林堂
1925年、大阪府八尾市で創業した老舗和菓子屋「桃林堂」。お祝い事にぴったりの「小鯛焼」など、数々の個性豊かなお菓子を手がけている。
「生水ようかん」は、この季節だけ楽しめる夏の名物。水羊羹好きからも愛される逸品で、ぼくも毎年発売されるのが待ち遠しいほど。
味は小豆と抹茶の2種類。名前に「生」とついているように、驚くほどみずみずしく、喉ごしがとっても良い。小豆や抹茶の風味も力強く、なめらかな舌触りから上品な甘さがひろがっていく。するするっといけてしまうので、一度食べ始めたら止まらない美味しさである。
そして、なんと言っても包装が素敵。贈答用の水羊羹はカップ容器が多いところ、こちらは紙のパッケージ。折り紙のように開くことができるので、そのままお皿として使えるのも嬉しいところ。
美味しさと遊び心を兼ね備えた、贈り物で必ず喜ばれる水羊羹である。
風土菓 桃林堂
「生水ようかん 小豆・抹茶(各5個入)」¥4,220
https://www.tourindou100.jp/nama_mizuyoukan/
大阪屋
1858年創業、新潟県の老舗和菓子屋「大阪屋」。夏の銘菓として知られる「流れ梅」は、昭和61年の発売以来、地元を中心に全国規模で親しまれている。
封を開けると、生の梅果汁がたっぷりと入り、キラキラと輝く飴色がなんとも美しい。清涼感のある見た目にはしっかりと意味があり、くずきり状のゼリーは渓流の流れに見立てている。その渓流に梅が流れ下っていくという情景を表現していて、涼やかなストーリーにも心を掴まれる。
なんと言っても、味が抜群に良い。梅の果汁は甘さと酸味のバランスが絶妙で、清々しくまろやかな味わい。くずきり状のゼリーはところてんのようにつるんと喉ごしが良く、梅果汁との見事な一体感は、一度食べたら忘れられないだろう。
シンプルだからこそごまかしの利かない、これぞ銘菓という素晴らしいお菓子。食べると長く愛されているのがよく分かる。
大阪屋
「流れ梅(10個入)」¥4,380
https://www.niigata-osakaya.com/shop/products/detail/216
薄氷本舗 五郎丸屋
1752年創業、富山を代表する老舗和菓子屋「薄氷本舗 五郎丸屋」。看板商品でもある銘菓「薄氷」をはじめ、薄氷をモダンにアレンジした「T五」を開発するなど、伝統に新たなエッセンスを加えたお菓子も手がけている。
こちらの「きせつのさがしもの」も、まさに五郎丸屋だからこそ生まれた名作。16代目の店主・渡邉克明さんが、硝子造形作家・山本真衣さんの作品に感銘を受けたことで誕生したお菓子である。
山本さんの作品を琥珀糖で表現したもので、まるで本物のガラスのような精巧なつくりに感嘆とする。琥珀糖ではあるけれども、一般的なシャリっとした食感ではなく、しっとりとしたくちあたりも特徴的。全てカクテルの味で構成されているのも面白く、繊細で艶のある甘さにうっとり。
現在は夏季限定バージョン。涼やかな色味に包まれた、儚く美しいお菓子である。
薄氷本舗 五郎丸屋
「きせつのさがしもの(夏色)」¥3,780
http://store.goromaruya.com/view/item/000000000117
※ 毎週金曜日に数量限定で予約の受付。
撮影=スイーツなかの