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忖度なし!スイーツ芸人がセブンイレブン「ドーナツ」を食べ比べしてみた

スイーツなかのスイーツ芸人

よろスィーツ!スイーツなかのです。

コンビニスイーツの食べ比べ企画。今回はセブンイレブンの「ドーナツ」。

2017年にも揚げたてのドーナツを販売していたことがあり、今回7年ぶりに復活したことも話題になっている。

メープル、チョコ、カスタードの3種を忖度なしでそれぞれの特徴をまとめてみた。

メープル

「お店で揚げたドーナツ(メープル)」¥140
「お店で揚げたドーナツ(メープル)」¥140

メープルは3種類の中で一番オーソドックスなつくりで、万人受けするドーナツである。

メープル味とあるが、そこまでメープルの風味は強くなく、いい意味で派手さはない。

個人的にはもっとメープルらしい甘い香りや味わいがほしかったが、これはこれで定番らしいドーナツが楽しめるので、好みは分かれるところかなと思う。

ふっくらもっちりとした食感はとても良く、生地の密度が高く食べ応えが抜群。甘さも強すぎることなく、これぞ揚げたてという美味しさが楽しめる。

メープル味としてはどこか物足りなさは感じてしまうが、王道系のドーナツを求めるひとにはおすすめしたい。

チョコ

「お店で揚げたドーナツ(チョコ)」¥160
「お店で揚げたドーナツ(チョコ)」¥160

チョコはメープルと同様にリング状のドーナツであるが、生地には大きな違いがある。

メープルが“ふっくらもっちり”ならば、チョコは“しっとりもっちり”とした食感。食べたときの濃密具合が強く、写真からだと伝わりにくいが生地の中にもチョコレートが練り込まれている。

個人的には一番お気に入りで、温めてから食べると生チョコのようなとろけた味わいも楽しめて想像以上のチョコ感に大満足。

チョコレートが程よくビターなので、濃厚であるけれども甘さが強すぎることなく最後まで食べやすい。

メープルに比べると生地がしぼみやすいので、見た目に揚げたて感が損なわれてしまうのが少し惜しいところだったが、リピートして食べたくなるのはこれ。

カスタード

「お店で揚げたドーナツ(カスタード)」¥160
「お店で揚げたドーナツ(カスタード)」¥160

カスタードは3種類の中で唯一クリームが入ったつくりで、穴のあいていないドーナツである。

ここ数年はクリームタイプのドーナツの人気が高く、今回セブンイレブンでドーナツが復活した背景には、昨今のトレンドを考慮したのではないかと推測される。

外はさっくりと香ばしく、中はふっくらとした食感。生地自体は揚げたてならではの美味しさはあるが、中に入っているカスタードクリームに物足りなさを感じてしまった。

ホームページにはクリームが溢れるような写真を掲載しているが、実際はそこまで入っているわけではない。クリームドーナツなのであればもっと量はほしいし、カスタードらしい力強さが無いのも残念だった。

専門店のように生地を揚げた後にフレッシュなクリームを詰められるわけではないから、クリームを入れた状態で揚げる難しさはもちろんあると思う。

だからこそ伸びしろがあると思うし、今後に一番期待したいドーナツである。

撮影=スイーツなかの

スイーツ芸人

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を始める。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」など多数テレビ番組に出演。「CREA」「ViVi」で連載を持つなど、ライターとしての顔も持つ。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売、コンクールの司会や審査員を務めるなど、多岐にわたり活躍している。

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