横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

今回は、関内駅近くの福富町にやってきました。

横浜コリアタウンとして知られる福富町の中でも、特に人気のある有名店「李さんの台所」。

この「李さんの台所」はランチメニューが充実しているので使いやすく、お気に入りのお店です。

ちなみに、近くの「梁さんの台所」は親戚だそうです。

店内にはテーブル席がたくさんあって広々としており、清潔感もバッチリ。

もちろん個室も完備されているので、ゆっくりと食べたい時には最適なお店ですよね。

この日はランチで、「カムジャタン定食」（１０５０円）をいただきました。

妻ちゃんは、「スンドゥブ定食」（８００円）で、どちらもコスパ最強な豪華な定食なんです！！

まず出て来たのは　豪華なおかず５品セット。

韓国料理は、やはりおかずがあってこそですが、もちろんお代わりも出来るのが心強いですよね。

しばらくして運ばれてきたアツアツでたっぷりなスープは、見るからにモリモリ！

真っ赤なスープにはじっくり煮込まれた豚の背骨、たっぷりの野菜、ジャガイモが入っています。

おかず５品、ごはん、スープを並べてみると、なんとも豪勢なフルコースに。

これで１０５０円とは・・・オモニ、赤字になっていませんか？　大丈夫ですか？

アッツアツなスープをすすると、ガツンと効いたコクが素晴らしい！

ベースはテンジャンという韓国のお味噌と唐辛子粉で、煮込まれた豚骨のダシも加わって良い味わいです。

豚骨にはわずかに豚肉がついています。

韓国で食べるカムジャタンにはもっとたっぷりと豚肉がついてますが・・・

これは、日本では豚の背骨はあくまでもダシとしてしか使わないので、豚を解体する時に肉を残さないように背骨を取り出すので仕方のないところ。

それでも、このお肉をホジホジし、慣れれば背骨を割ってしゃぶりつくす事もできるようになりますよ。

さらに、特筆すべきはたっぷりの野菜が摂れるところ。

タマネギ、ニラ、白菜に加えてウゴジもたっぷり。ウゴジは白菜の外葉の部分で、栄養も満点です。

食べ進めていくと、スープがどこかしらザラザラした口当たりなのに気がつくでしょう。

これは、トゥルケカルといってエゴマの種を粉末にして一緒に煮込んだもの。

栄養もあり、味わいがより深くなるのでカムジャタンの必須品でもあります。

この定食には、しっかりとご飯もついてくるので、スープやおかずと一緒に食べてもよし。

みうけんはスープにご飯を浸して食べるのも好きですし、ご飯をスープに投入するのもアリですよね。

ちなみに、ご飯茶碗はステンレス製。

韓国の食器がステンレスなのは、昔の王様が毒を盛られた時にすぐに分かるよう銀の食器を使ったのが始まりとされています。

銀の食器は、強い毒に触れると色が変わるとされ、また魔を除ける効果もあると信じられていたそうです。

壮絶な朝鮮戦争の戦火の中にあっても、金属の食器は焼け残り、また使えたというのも利点だったとか。

ちなみに、妻ちゃんのスンドゥブも少し頂いてみました。

たっぷりの豆腐をはじめとして野菜や貝などがしっかり入っており、食べ応えもよくコスパも充分でした。

◆◇◆後記◆◇◆

韓国料理屋さんは横浜には数多くありますが、このカムジャタンがランチでいただけるお店は本当に限られています。

キムチチゲ、焼肉、スンドゥブなどの定番ランチも良いですが、たまにはこういった本格的でちょっと珍しいランチもお試しになってはいかがでしょうか？

補足ですが、このランチを食べるときは白い服は避けましょう！

赤か、黒めの服を着ていかれることをオススメします。

お試しを！