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春【多肉植物】手軽な道具選びと植え替えがもっと楽しくなる"コツ"ご紹介

tanikuday_ちか多肉植物youtuber&ブロガー

こんにちわ♪taniku-dayのchikaです。

気温が20度越えの日もあり、いよいよ春本番を迎える今日この頃。そろそろ植え替え始めたいですよね。

多肉植物のエケベリア 植替え後
多肉植物のエケベリア 植替え後

ただ、植替えって少しハードルが高いですよね。

  • 何から始めたらいいのか?
  • 何を準備すればいいのか?
  • 植替え後はどうすればいいのか?

どうすればいいの?疑問だらけでついつい後回しにしがちですよね。植替えはいつでも大丈夫というわけではなく、多肉植物の植え替えには適正期があります。

植替え後のトラブル軽減のためにも、3月上旬~5月下旬までに春の植え替えは終わらせておきたいものです。

そこで今回は、多肉植物の植え替えに必要な準備物を一挙ご紹介します。手軽に手に入る道具を中心にご紹介します。植替えの参考にしてくださいね。

多肉植物の植え替えセッティング

植替えは何かと汚れます。新聞紙をテーブルに敷いたり大きめのトレイがあると片付けもラクチンです。

汚れ防止の新聞紙と土受けのトレー、ゴミ箱代わりの新聞紙の入れ物
汚れ防止の新聞紙と土受けのトレー、ゴミ箱代わりの新聞紙の入れ物

テーブルに新聞紙を敷き、トレイを準備します。古い土入れようにゴミ袋を用意します。古い土の処分方法は各自治体でご確認ください。私は、ふるいにかけて再利用しています。自宅用寄せ植えの土やポイポイトレー用の土として利用しています。

再生土とお花の培養土を混ぜたポイポイトレー
再生土とお花の培養土を混ぜたポイポイトレー

土をリサイクルする培養土が売られていますが、含まれる肥料が多肉植物の生育に影響があるため私は利用していません。

土の処理に困ったら、お花や観葉植物ように利用するといいですね。

多肉植物の植え替えにあると便利な道具

ここからは植替えに必要な道具を説明していきます。

多肉植物用の土

多肉植物用に自家製ブレンドした土
多肉植物用に自家製ブレンドした土

ホームセンターや園芸店で売られている市販の多肉植物用培養土でじゅうぶんです。ほとんどの市販の多肉植物用培養土は初期肥料が入っています。肥料は時に、多肉植物の育成に大きな影響を及ぼし、思い通りに育てられない事もあります。

市販の多肉植物培養土は少量の肥料が含まれ、元肥はだいたい3か月~6か月以内に肥料の効果がなくなると言われています。

今の時期なら、冬の紅葉に大きな影響を及ぼす事は少ないです。

むしろ、肥料分が入っている事で梅雨や夏の時期を乗り越える体力を十分に蓄えることができます。

赤玉土・鹿沼土・パーライト・ぼら土といった水はけのよい土が配合されている土を選びましょう。

新品の鉢か洗浄後の鉢

エケベリアの植え替えはA-25がお気に入り
エケベリアの植え替えはA-25がお気に入り

稀に雑菌や害虫が付着している事があるので、できれば今使っている鉢とは別に新品の鉢か洗浄後の鉢を使用するのをおすすめします。替えの鉢を用意できない場合は、苗を取り出したあと洗浄し乾かした後植替えるといいですよ。

必ずしも古い鉢がダメと言うわけではありませんが、枯れるリスクを減らすための対策だと思っておいてください。

スコップや寄せ棒

白く細い方はセリアの3個セットの1つ
白く細い方はセリアの3個セットの1つ

鉢に土を入れ事前準備に使用します。他には、植替え中に土を足す時にも使います。苗を植えたら鉢を揺らして、根と土がしっかり触れ合うようにします。その際、土が沈んで減ってしまうので、葉の下にそっと土を入れ込みます。その時に細いスコップや寄せ棒があると便利です。

寄せ棒はセリアで購入できます。

ピンセット

盆栽用として売られていたもの、掴みやすく植替えで重宝している
盆栽用として売られていたもの、掴みやすく植替えで重宝している

苗を抜いたり、枯れ葉をとったり、植え替え時の押さえとして利用します。先端に滑り止めがついたピンセットがおすすめです。しっかりと挟めるので、枯れ葉が途中で切れる心配も減ります。

先端が鋭利なものは苗を傷つけてしまう恐れがあるので、気を付けて使用するか丸みがあるものを準備するといいです。

100円ショップの手芸や工作コーナーで購入できます。

はさみ

苗の花芽や根をカットする時に使います。

花芽を育てるのに苗の体力を消耗させてしまうので、交配に使わないなら早めにカットします。また水分の吸収の悪い古い根もカットします。茶色く木質化した根はカットし白く細い若々しい根は残しましょう。

オルトランDX

多肉植物につきやすい害虫カイガラムシを駆除する薬剤です。浸透移行性で根から殺虫成分が吸収され植物全体にいきわたり、害虫を駆除します。

事前に土に混ぜたオルトランDX粒剤が水に溶けだし根に吸収され植物全体のバリア機能を高めます。

土に混ぜておくか、土の表面に散布して害虫を防ぎましょう。

名札

前回の、多肉植物の盗難被害を防ぐ方法でご紹介しましたが、近年多肉植物の盗難被害が増加しています。希少価値の高いレアな高額苗が狙われており、窃盗犯は苗についた生産者さんの札で見分ける事があります。

高額苗をピンポイントで狙われる被害を減らすために、手書きの名札が有効的です。100円ショップやホームセンターネット販売でもサイズや色展開豊富に販売されているので植替えのチャンスに変えてみるといいですよ。

葉挿し作りで使う道具

ここからは、植え替えで採取した葉を葉挿しとして育てる時に使う道具をご紹介します。

多肉植物の魅力の一つが葉挿しで育つです。採取した葉から発芽発根し新しい苗が誕生します。

植替えは葉挿し作りの絶好のチャンスです。下の葉を1周~2周ほど丁寧にとります。その際、茎との接着面にある成長点(赤い点)が葉に付くのがポイントです。成長点が育ち発芽発根します。

準備するモノは、葉挿し用の鉢と名札と土です。

葉挿し用の鉢

下葉をぐるっと採取し葉挿しを作るのが楽しい
下葉をぐるっと採取し葉挿しを作るのが楽しい

一般的な鉢やビニ―ルポットで大丈夫。食品トレーでも代用可で、浅い容器がおすすめです。深いと容量が増え土の量が増えます。乾きにくくなったり根が傷んだり、葉挿しの根は長くないので、浅くて大丈夫です。鉢底に穴をいくつあけておくと通気性もアップしてなおよしです。

葉挿し用の土

多肉用の配合土5:お花の培養土5の割合
多肉用の配合土5:お花の培養土5の割合

葉から育った若い根が掴みやすい様に、粒子の細かい種まき用土や赤玉土の細粒がおすすめです。根は水分を求めて土深くに伸ばします。水はけのよい粒子の大きな土だと、根のセンサーが水を見つける前に乾いてしまうんですよね。根付くまでに時間がかかってしまうので、気を付けて下さいね。

さいごに

今回は、多肉植物の春の植え替えに必要な道具を全部ご紹介しました。ホームセンターや100円ショップで手に入るものばかりですので、何かのお買い物のついでに立ち寄って集めてみて下さいね。

多肉植物youtuber&ブロガー

2015年多肉植物の魅力にとりつかれ多肉愛好家通称「タニラー」の道へ。セダム・エケベリア・普及種・韓国苗を育てた経験を活かし「小さなお庭で多肉を育てるtaniku-day」youtubeチャンネルをスタート!自宅で育てる初心者タニラーさんを中心に可愛く健康に育てるコツを発信中。2021年実店舗にて多肉植物とリメイク缶鉢の販売を開始。夢は移動販売で全国へ多肉の魅力を伝え回ること。

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