【鎌倉市】オープン5周年「モンブランスタンド」で絞りたてモンブランを堪能!ポイ捨て防止のプレゼントも
鎌倉駅から徒歩5分、WALK大町の一角に店を構える「Mont Blanc Stand」。
2019年2月21日のオープン以来、今年で5周年を迎える同店は、地元の方はもちろん、観光客やスイーツ好きからも支持されて続けているモンブランの名店です。
その人気の秘密を探るべく、お店に伺うとモンブランの美味しさだけではないことを知りました。
期間限定、栗のモンブラン
栗のモンブランは、9月から3月頃までの期間限定商品です。
他にも季節によって黒豆や落花生、レモンやベリー系のフレーバーも。
素材からこだわり、栗農家さんが毎日ひとつずつ丁寧に収穫した熊本県山鹿市の栗を使用しています。
生クリームは北海道産。放牧で伸び伸び育った牛の牛乳から作られたもので、豊かなコクと風味が特徴です。
賞味期限が2時間のモンブラン
カップの底にメレンゲ、その上から無糖の生クリーム、さらにペースト状の栗を絞って、型で整えて完成です。
目の前でモンブランが絞り出されるライブ感と、自分のために作ってもらっているという特別感に、カメラを手に興奮がおさまりません!
絞りたてが最高に美味しいタイミング。栗は時間が経つと風味が落ちてしまうことと、メレンゲは空気に触れると湿気て“サクサク感”がなくなってしまうことから、賞味期限は2時間なのだそうです。
栗本来の味をダイレクトに感じるモンブランです。生クリームの濃厚なコクが栗の甘さを引き立て、サクッとシュワッと溶けていくメレンゲ、崩せば崩すほど口の中で美味しさが広がり、もうスプーンが止まりません!
注文ごとに作るから食品ロスが出ない
注文を受けてから作るため、食品の廃棄が出ません。
資源の浪費や環境への負荷、社会的な課題となっているフードロス削減に向けた取り組みも魅力に感じました。
栗・生クリーム・メレンゲ、どれも主役級の美味しさですが、注目したのは縁の下の力持ち「メレンゲ」です。
水分を飛ばすために低温で2~3時間、手間を惜しまずじっくりと焼き上げています。
メレンゲの材料となる卵白は、金沢区にある姉妹店「Au petit matin(オプティマタン)」の、お菓子作りで残る卵白を使用しているのだそうです。
食品を無駄なく、廃棄が出ないように別の用途として使う。まさか、残った卵白で作られたメレンゲだったとは驚きです!
ポイ捨て防止のお礼は、ひとくちサイズのかわいいメレンゲ
食べ終わったカップ、スプーンは店内のゴミ箱へ。手のひらにポンッとプティメレンゲをのせてくれます。これは嬉しいプレゼント!取材時はココナッツ味でした。
ポイ捨ては観光地としての魅力が薄れ、住みやすい環境も損ないます。
また、提供される容器はプラスチックフリー。環境への影響を考慮し、紙カップと木のスプーンを使用しています。
プラスチック製品の使用に対する意識を持つことと、その影響を改めて考えました。
オンラインショップ「Mont Blanc Glacé」でお取り寄せして、じっくりお家で堪能するのもおすすめです。
自分で完成させる「わたしだけのモンブランアイス」は、大切な人への贈り物にも。店頭にはないフレーバーが楽しめます。
「安心で、きちんとした美味しい食べ物を食べてほしい、そして楽しい時間を過ごしてもらえたら」と店主の武井さん。
そう話すとおり、素材の良さと作り手の想い、地域への愛着が伝わるモンブランでした。
美味しく食べて、ゴミのない綺麗な鎌倉に。ぜひモンブランの美味しさをお楽しみください!
*撮影の際は、スタッフの顔が映らないようお願いします。
*栗の時期は3月中に終わってしまう可能性があります。
*掲載時の内容です。メニューや価格、営業時間等の変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。