【京都市】左京区 松尾芭蕉が滞在した『金福寺』では青紅葉に囲まれた与謝野蕪村の墓も♪
『金福寺(こんぷくじ)』がある一乗寺には見所がたくさん、そして歴史が深いです。宮本武蔵で有名な『八大神社』はもちろん、『圓光寺』、『狸谷不動院』、『曼殊院』、『野仏庵』、『鷺森神社』など1日では回りきれないほどの素晴らしい寺社仏閣があります。
『金福寺』さんは、ずっと長年行ってみたかったところ♪ 早速ご縁をいただきに行きました!
金福寺 山号:佛日山 臨済宗南禅寺派
貞観6年(864)、慈覚大師円仁の遺志により、安恵僧都が創建
円仁自作の聖観音菩薩像を安置
本尊は聖観音菩薩
庭園が素晴らしいのはもちろんですが、与謝野蕪村、松尾芭蕉、村上たか女…気になる名前が次々と出てきます…ウキウキ感が止まりません♪
美しい青紅葉のトンネルを通り中に入ります。
日本庭園は、枯山水庭園でそれほど大きくもなく、ちょうどほっこり楽しむにはいいサイズ!
さつきがチラホラと咲き始めているところでした。(5月始め)皐月の築山と白砂の簡素なものですが、縁側に座りながら一日中楽しめる感じです♪
少し階段を上ると、高台には、松尾芭蕉が滞在した草庵と言われる『芭蕉庵』があります。
茅葺き屋根の庵で、内部は三畳台目の茶室。千利休が造った待庵に似ていると言われています。
江戸中期に鉄舟和尚が再興した『金福寺』ですが、芭蕉と鉄舟和尚が親睦を深めたと言われる『芭蕉庵』は、荒廃してしまい、のちに芭蕉を崇拝していた与謝野蕪村らにより再建されたそう。
この辺りのあちらこちらに、俳人の作品や碑があります。
京都市内を眺めれる場所もありました。何度見ても、山に囲まれた盆地であることが確認できます!ここで多くの歴史が作られてきたと思うと、感慨深いですね…
与謝野蕪村の墓石は、そんな京都市内を眺めるようにありました。江戸時代中期の日本の俳人、画家であった与謝野蕪村。
本堂では、そんな「与謝野蕪村」にまつわるものや史上初めての日本の政権に属した女性工作員としてスパイ女と言われた「村上たか女」関連のものが多くありました。
3月は紅梅とあせびの花、5月はさつきと青紅葉、そして11月はさざんかと紅葉が美しい『金福寺』さんで歴史を感じながら四季折々の自然を楽しめますよ♪
金福寺
京都市左京区一乗寺才形町20
9:00~17:00(受付16:30迄)
075-791-1666