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ドングリがたくさん落ちると→オランダ人から教えてもらった"秋の迷信”

樫山ひか漫画家/イラストレーター

オランダ在住のひかさん夫婦。秋の名物、散歩コースの森には落ち葉やドングリが地面に広がっていました。

オランダの冬には、特別な楽しみがあります。気温がぐっと下がると、運河が凍りつき、地元の人々はマイスケート靴を持って氷の上を滑るのです。雪が積もることはほとんどありませんが、冬はとにかく寒い。それでも運河がしっかり凍るのは、自然と人々の心に刻まれた冬の風物詩です。

しかし、近年の暖冬の影響で、天然氷でスケートを楽しめる日がどんどん減ってきているとか。昔は「運河が凍るのが当たり前」と思っていた光景が、今では少しずつ珍しいものに。寒さの厳しい冬が、どこか遠のいていくように感じられます。

そんなオランダで、ある日ご近所のオランダ人が教えてくれたのは、彼女の家に代々伝わる古い迷信。彼女自身、科学的な根拠はないと言いつつも、「こうして教わってきたのよ」と笑います。考えてみると、日本にも「夜に口笛を吹くと蛇が出る」といった迷信がありますね。あまり真剣には信じていないけれど、ちょっと心に引っかかるものがあります。

その夜、夫が寒さに震えながら言いました。「あの迷信、あながち間違ってないかもね…」と。迷信も寒さも、どこか人の心を動かす力があるものです。

漫画家/イラストレーター

オランダ在住のエッセイ漫画家。日本人夫婦目線によるオランダでの日常生活や海外で出会ったネタなどをクスっと笑える漫画で紹介。ライブドア公式ブロガー。ブログ、Twitter、インスタで毎日漫画を更新中!

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