「車で暮らすって危なくない?」実際に300日生活して分かった安全対策5選
「車で生活している」と聞くと、よく「危なくないの?」と心配されます。特に女性が車中泊をするとなると、防犯や安全対策が気になるのは当然のことです。でも、実際にスクールバス「キャリー」で300日以上暮らしてみて分かったことは、意外と対策次第でリスクを大幅に減らせるということ。
車中泊安全対策5選
そこで今回は、私たちが実際に行っている車中泊生活での安全対策5選をお伝えします!さらに番外編として、意外と助けられた“キャリー”ならではの特性や、日本の自然との向き合い方もご紹介します。
1. 停泊場所は「安全第一」で選ぶ
まず大切なのは、車をどこに停めるかです。
- おすすめの場所:キャンプ場やRVパークなど、しっかり管理されている場所。道路から見えにくい場所で、車が不審に思われないところ。
特に管理された場所では、他の宿泊者がいたり、管理人がいるため安心感があります。一方で、人目につきすぎるコンビニの駐車場や無人の空き地は避けるのが鉄則。安全そうに見えて、実はトラブルに巻き込まれやすい場所でもあります。※もちろんコンビニや駐車場での車中泊なんて常識的にも論外です。
2. 窓の目隠し&ロックを徹底する
車内でのプライバシーを守るためには、窓の目隠しが必須です。
- 対策ポイント:カーテンやマグネットシェードを装着して外から車内が見えないようにする。鍵は常に全てロックし、サブロックも装備する。
夜間に車内が見えてしまうと、外から侵入のリスクが高まります。我々の車は遮光ではないのですが、遮光カーテンを使うだけでも「誰が乗っているのかわからない」効果があり、防犯性が格段にアップします。
3. 万が一に備えた防犯グッズを用意
車中泊生活では、いざというときのために防犯グッズを持っておくことも重要です。
- おすすめのグッズ:
防犯ブザー:手元に置いておけば、危険を感じたときにすぐ鳴らせます。
セキュリティアラーム:窓やドアの振動で警報音を鳴らすタイプのもの。
強力な懐中電灯:暗闇でも威嚇や照らす用途に便利。
特に、窓やドアのセンサー付きアラームは心理的な安心感も高いのでおすすめです。
4. 日が落ちる前に行動を終える
日が暮れてからの移動や準備は、リスクが高くなります。
- 心がけたいこと:停泊場所の到着はできるだけ明るいうちに済ませる。周囲を確認し、不審者がいないことをチェック。
夜間の移動は視界が悪くなるうえ、予期せぬトラブルが起きやすいです。明るいうちに準備を終えることで安心して夜を過ごせます。
5. コミュニケーションを大切にする
旅先でのトラブル回避には、地域の人々との交流が役立つことも。
- 具体例:停泊地のオーナーや管理人に挨拶をしておく。地域で開催されているイベントやマーケットに参加する。
顔見知りになれば、何かあったときに頼れる存在が増えます。また、「どんな車が泊まっているか」を認識してもらえるので、防犯にもつながります。
番外編①:目立つ“キャリー”だからこそ助かったこと
私たちの相棒である黄色いスクールバス「キャリー」は、その見た目の特徴から意外と助けられることが多いんです。
- 目立つ効果:遠くからでも分かりやすいため、防犯意識を持たれやすい。話しかけられる機会が多く、地域の方々とすぐに打ち解けられる。
普通の車とは違う“特別感”が、人々の興味を引き寄せると同時に、不審者が近づきにくくなる効果を生み出しているのかもしれません。
番外編②:野生動物との向き合い方
日本では、特に山間部や北海道での車中泊中に野生動物に注意が必要です。
- クマ対策:クマスプレーや熊鈴を常備する。食べ物の匂いを漏らさないように注意する。
特に北海道ではヒグマの出没リスクがあるため、早朝や夕方の外出を控えるなど、慎重な行動が必要です。また、日本全国で猿や鹿、最近では熊の被害も増えているため、地域ごとの特性に応じた対策が欠かせません。
いかがでしたか?
「車で暮らすって危なくない?」という疑問にお答えする形で、300日以上の生活で見つけた安全対策をご紹介しました。
停泊場所選びや防犯グッズ、そして早めの行動など、基本的なことを徹底することで、リスクは大幅に減らせます。また、スクールバス「キャリー(愛称)」の目立つ見た目や、地域の人々との繋がりが意外な助けになったことも私たちの旅を支えてくれました。
さらに、日本の自然の中での旅では、野生動物との共存についての知識を持つことも大切です。車中泊を検討している方や、これから旅に出ようと考えている方の参考になれば幸いです!