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J・ラーム、リブゴルフ移籍の経緯と背景 #専門家のまとめ

舩越園子ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

2023年のマスターズ覇者、世界ランキング3位のジョン・ラームがリブゴルフへ移籍したことは、PGAツアーにとっては「多大な痛手」だと言われている。これまでは「リブゴルフのフォーマットは嫌いだ」と言って、移籍を否定してきたラームが、ここへ来て、前言を翻し、移籍した背後には、それなりに経緯や理由があった。

▼ラームのリブゴルフへの移籍の第一報は12月7日。彼を決意させたのは、PGAツアーの姿勢だと見るのが妥当

▼米ゴルフダイジェストがいち早く掲載したリブゴルフとの契約直後のラーム@NY。「僕は正式にリブゴルフにジョインした」

米FOX NEWSに登場したラーム。「移籍料6億ドルは本当か?」「答えられない。プライベートな問題だ」と回答を拒否

▼リブ移籍の「伏線」は、PGAツアーに対する不満が嵩んでいたこと。今年の夏には、こんな要望を会見で口にしていた

12月7日に移籍したというタイミングも米ゴルフ界では大いに取り沙汰されている。PGAツアーとPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)が統合の最終的な結論と詳細を決定するデッドラインは12月31日ゆえ、その直前のラームの移籍には、リブゴルフ側の何かしらの意図があるのではとも見られており、米ゴルフ界の揺れは収まるところを知らない様子だ。

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年に独立。1993年渡米後、25年間、在米ゴルフジャーナリストとして米ツアー選手と直に接しながら米国ゴルフの魅力を発信。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。2019年からは日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして多数の連載を持ち、執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、武蔵丘短期大学客員教授など活動範囲を広げている。ラジオ番組「舩越園子のゴルフコラム」四国放送、栃木放送、新潟放送、長崎放送などでネット中。GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)理事。著書訳書多数。

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