洗濯物の生乾き臭って一体何の臭い?正体がわかれば気をつけることもわかります!
梅雨の季節、悩むことのひとつに洗濯がありますよね。部屋干しが増えると気になるのが生乾き臭です。抗菌効果のある洗剤や柔軟剤を使ってもやっぱり臭ってしまう気がするのはなぜなのでしょうか?
生乾き臭の原因菌は「モラクセラ菌」
生乾き臭の原因が雑菌だろうなというのはだいたい予想がつきますよね。でも、どの菌までかは知らない人が多いのでは?じつはこの原因菌、2011年に花王と愛知大学が「モラクセラ菌」であると発表しているんです(こちらがその詳しい記事です)。
「モラクセラ菌」はぬれている状態が5時間以上になると爆発的に増える!
「モラクセラ菌」はどこにでもいる菌なので、完全に除去はできません。ですが、増やさないことを心がければ臭いを減らすことはできるんですよ。湿った状態が5時間以上になると「モラクセラ菌」は爆発的に増え、悪臭を発することがわかっています。ですから、ぬれた状態を5時間以上続けないことが大切なんです。
ぬれたタオルなどをそのままカゴや洗濯機に入れない!
ぬれた状態で菌が増えてしまうため、洗濯が終わったらすぐに干すのがまず大切。さらに、5時間以内に乾くように、浴室乾燥や扇風機、除湿器などを駆使して湿気を飛ばすのがおすすめです。
ここまでは「そうでしょうね」と感じる人が多いと思いますが、もうひとつ気を付けてほしいのが、洗濯する前の状態です。ぬれたタオルをそのまま洗濯カゴに入れたり、洗濯機に直接入れたりしていませんか?
じつは「モラクセラ菌」は、普通に洗濯しても死ぬことはないやっかいな菌なのです。ですから、洗濯する前に菌を増やさないことも大切。「どうせ洗濯するからいいだろう」と、ぬれたタオルをそのままカゴに入れると菌が増殖してしまいます。
洗濯前のタオルもハンガーにかけるなどして乾かすのがいいですよ。わが家では、洗濯機の上に突っ張り棒を設置してぬれたタオルを乾かしています。簡単にできておすすめです。
酸素系漂白剤をプラスして殺菌!
通常の洗濯では「モラクセラ菌」へのはっきりした効果は見込めませんが、殺菌効果のある漂白剤をプラスすれば大丈夫です。塩素系漂白剤では色が抜けてしまいますが、酸素系漂白剤なら色柄物にも使えて洗剤と一緒に使うことができますよ。洗剤と一緒に使うだけだから簡単にできますよね。
洗濯前に乾かす+酸素系漂白剤+5時間以内で乾かす工夫!
部屋干しで発生する嫌な生乾き臭は「モラクセラ菌」を増やさないことが大切です。そのためには、洗濯をする前にいったん乾かす、酸素系漂白剤を入れる、そしてなんとしても5時間以内に乾かすことを心がけましょう!
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