豆を食べる代わりに一服!節分はお手軽食品で「福茶」を<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>
もうすぐ節分の日。豆まきで邪気を払うと同時に、豆まきに使う豆を年の数だけ食べて、この年の無病息災を祈るという風習がありますが、豆を食べる代わりに「福茶」を飲んでもいいそう。そこで、身近で入手できる備蓄向け食品を使ったお手軽「福茶」を、2つのパターンで試してみました。
手軽なお茶請けを活用!お湯をかければ「福茶」に
節分に年の数だけ豆を食べるのと同じように、無病息災を祈っていただくという「福茶」。もともとは「おめでたい」という意味の「梅」、「喜ぶ」という意味の「昆布」を入れたお茶で、「まめまめしく」という「豆」入れることもあるそう。お正月三が日にもいただく、縁起物だそうです。
梅干しはお茶請けにもいい「干し梅」を使えば、手軽に「福茶」をいれることができるのでは!?ということで、比較的入手しやすい食品から2つのパターンを選んで、ヱスビー食品のレシピを参考に試してみました。
(1)「塩昆布」と「干し梅」
「塩昆布」と「干し梅」を気軽に買えるのではと、まずは100円均一ショップの食品コーナーへ。「くらこん・塩こんぶ(株式会社くらこん)」と「やわらか ほし梅(株式会社友口)」を購入しました。
割りばしを用意して、茶碗に「塩こんぶ」を約小さじ1と「ほし梅」を1個、豆は吉数の3粒入れます。
やかんでお湯を沸かし、沸騰したら約150mlを茶碗に注いで、6~8分ほど待ったらでき上がりです。ちょうど飲みやすい温かさになった「福茶」をいただきます!
まず口の中に甘みが広がります。そのあと昆布や塩、醤油の味わいも感じて、お茶というより和風スープやお吸い物のよう。食事の一品としても使えそうです。
8分ぐらいおいたほうが、梅のさわやかな酸味が広がるのでおすすめですが、「もっと熱々のうちに飲みたい」という方は、割りばしで「干し梅」を崩してから飲んでください。
(2)「おやつ昆布」と「干し梅」
次はホームセンターのお菓子コーナーで見つけた珍味で。「おやつ昆布(株式会社ミスターマックス)」と「たねなし ほしうめ(株式会社タクマ食品)」を使います。
いれ方は(1)とまったく同じ。「たねなし
ほしうめ」は個包装分1個、おやつ昆布は3本入れてみました。
「あれ?味が薄いかな」と思ってしまう見た目ですが、干し梅の甘みや昆布のうま味が十分に楽しめます。(1)に比べてすっきりした味わいなので、食後などにいいかもしれませんね。
こちらの「干し梅」は割りばしで崩したほうが、さわやかな酸味が広がるかも。お好みで調整してみてください。
特に決まりはないようですので、おうちで楽しむなら、「福茶」に入っている干し梅や昆布、豆は食べて問題ないよう。豆はやわらかく、食べやすくなりますので、味わってみてはいかがでしょうか。
“もしもの時”に備えて紙コップ選びも
今回はそのまま食べたり、ご飯やおかゆのおともやおにぎりの具に。また、「塩昆布」のように調味料にしたりと、備蓄向けを意識して、常温保存できる食品を選びました。
それと同時に、使用する耐熱の紙コップ選びも重要では、と筆者は考えます。
一般的に販売されているものでも、大きさやデザイン、使い心地などさまざま。温かいもので楽しむひと時をより快適にするため、自分好みの紙コップをストックしておくことをおすすめします。
胸やけするようになってから久しく、年の数だけ豆を食べることを断念している筆者。そんな大人のみなさんをはじめ、「まだまだ食べられる!」という人も、今年の節分は「福茶」で無病息災を祈ってみてはいかがでしょうか。
「大福茶」とも呼ばれ、もともと「結び昆布」を使うそうですし、ヱスビー食品のレシピにあるとおり、縁起のよいとされる「山椒」を使ったり、緑茶などでいれるのもいいそうです。
「干し梅」や「昆布」も、今回ご紹介した以外にもさまざまな商品が販売されていますので、みなさんのスタイルで「福茶」を楽しんでみてください。
<参照>
「おうち歳時記(朝日新聞出版)」