ソトのパドレス移籍により、このチームもポストシーズン進出の可能性が高まった!?
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サンディエゴ・パドレスは、トレード・デッドラインの8月2日に、ワシントン・ナショナルズからホアン・ソトとジョシュ・ベルを獲得した。
ポストシーズン進出に向け、彼らが大きなブースターとなることは間違いない。ソトについては言うまでもないが、ベルの加入も見逃せない。移籍前のスタッツは、打率.301と出塁率.384、14本塁打、OPS.877だ。ピッツバーグ・パイレーツ時代の2019年には、37本塁打を記録している。
また、パドレスのみならず、このトレードにより、フィラデルフィア・フィリーズがポストシーズンへ進む可能性も高まった、という見方もできる。
フィリーズは、8月4日と5日にナショナルズと対戦し、2試合とも勝利を収めた。さらに、ナショナルズとは、ここから9試合を行う。8月6日~7日、9月9日~11日、9月30日~10月2日だ。10月1日は、ダブルヘッダーが組まれている。今後、ナショナルズとの対戦がフィリーズに次いで多いのは、7試合のパドレス。他は、いずれも6試合以下だ。
一方、フィリーズは、すでに、パドレスとの対戦をすべて終えている(フィリーズの4勝3敗)。ここからは、ソトとベルを放出したナショナルズとの対戦が多く、ソトとベルを獲得したパドレスとは当たらない。
8月5日を終えた時点で、フィリーズは、ミルウォーキー・ブルワーズとセントルイス・カーディナルスとともに、ワイルドカードの3番手に位置している。3チームとも、58勝48敗、勝率.547だ。すぐ上のパドレスとは1.5ゲーム差、すぐ下のサンフランシスコ・ジャイアンツとは7ゲーム差。リーグの15チーム中、ポストシーズンへ進むのは、各地区優勝の3チームとワイルドカードの3チーム、計6チームだ。ブルワーズとカーディナルスは、ナ・リーグ中地区の1位タイでもある。
フィリーズは、ナ・リーグでは最も長く、ポストシーズンから遠ざかっている。2007~11年の地区5連覇を最後に、10年間のブランクがある。11年ぶりにポストシーズンへたどり着くため、この夏は、ロサンゼルス・エンジェルスからノア・シンダーガードとブランドン・マーシュ、シカゴ・カブスからデビッド・ロバートソンを獲得した。
なお、パドレスが加えたのも、ソトとベルだけではない。ジョシュ・ヘイダーとブランドン・ドゥルーリーも、それぞれ、ミルウォーキー・ブルワーズとシンシナティ・レッズから手に入れている。