門限を守らない子に効果的だった!学校の先生も実践する3つの声かけ
私は小学校の先生をしているので、保護者の方からよく相談を受けます。
うちの子、我が家の門限は夕方の5時なのに、門限を守りません。怖いニュースもあるので、とても心配です。どうしたら子どもが門限を守りますか?
門限を設置しているご家庭からすると、門限を守らないのは大きな悩みです。そこで今回は、学校の立場から、門限を守らない子への3つの声かけをお伝えします。
1.何か困ったことがあったのかを聞く
まずは何か困ったことがあったのかを聞いてみましょう。いろんなことに悩んでいるうちに、門限を過ぎてしまうことがあります。そんなときは、子どもの話をじっくりと聞いてあげることが大切です。例えば、こんな言葉がけがおすすめです。
理想的な声かけ①
「遅くなったけど、何か困ったことがあったの?」
「悩んでいることがあったなら、言ってごらん?」
「今日はどうだった?」
このように、子どもの気持ちに寄り添い、理解しようとする姿勢を見せることで、子どもは安心感や信頼感を感じるでしょう。そして、自分の思いや悩みを親に打ち明けやすくなるかもしれません。
2.本当はどうしたらよかったのかを聞く
本当はどうしたらよかったのかを聞いてみましょう。子どもは、門限を守ることの意味や重要さを十分に理解していないかもしれません。そんなときは、子どもに自分で考えさせることが大切です。例えば、こんな言葉がけをしてみましょう。
理想的な声かけ②
「門限を守らなかったら、どんなことが起こると思う?」
「門限を守ることで、どんないいことがあると思う?」
「門限を守ることは、誰のためになると思う?」
このように、子どもに問いかけることで、子どもは自分の行動について考える機会を得るでしょう。そして、門限を守ることの意味や価値を自分で気づくことができるかもしれません。
3.次からどうすればいいのかを聞く
次からどうすればいいのかを聞いてみましょう。子どもは、門限を守ることの方法やコツを知らないかもしれません。そんなときは、子どもに自分で答えを出させることが大切です。例えば、こんな言葉がけをしてみましょう。
理想的な声かけ③
「次はどうしたら、門限を守れると思う?」
「門限を守るために、何か工夫できることはない?」
「門限を守ることが難しいときは、どうしたらいいと思う?」
このように、子どもに提案させることで、子どもは自分の力で問題を解決する自信ややる気を持つでしょう。そして、門限を守ることに対して前向きな姿勢を取ることができるかもしれません。
4.NGな言葉がけ
門限を守らない子どもに対して、以下のような言葉がけはNGです。ぜひ、避けてくださいね。
- 「また遅くなって!どこにいたの?誰といたの?何してたの?」
- 「門限を守らないなんて、ひどい子だ!何で親の言うことを聞けないの?」
- 「門限を守らないと、もう外に出さないからね!お友達と遊ぶのも禁止だからね!」
- 「門限を守らないと、怖い人にさらわれたり、事故にあったりするよ!」
- 「門限を守らないから、私はもうあなたのことが好きじゃないよ!」
まとめ
いかがでしたか?門限を守らない子にどう声かけするか、学校の先生が教える3つの声かけをご紹介しました。ついつい、怒ったり責めたりしがちですが、それだけではなく、ほめたり励ましたりすることも忘れないでくださいね。
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