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マキノン(元西武)の代役大砲、2試合目に特大の第1号/ケリー退団決定的も志願登板<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2試合目の出場のルーベン・カルデナス(写真:サムスンライオンズ)

20日のKBOリーグは全5試合が18時に開始するも、韓国北部・首都圏の3試合が雨による中断の末、降雨ノーゲームに。中南部の2試合が行われた。

サムスンライオンズ-ロッテジャイアンツ(テグ)はサムスン打線が22安打を連ねて21-4で勝利した。サムスンは連敗を3で止めた。

サムスンはデビッド・マキノン内野手(元西武)に代わって加入のルーベン・カルデナス外野手が4番指名打者で2試合目の出場。カルデナスは6回、左中間に飛距離140mの1号ソロホームランを放った。

9日に退団となったマキノンは3割近い打率を残すもホームランは4本。外国人打者に長打力を求めたサムスンは、今季米マイナー3Aで20本塁打をマークしたカルデナスとの入れ替えを決断した。

映像:カルデナスの初ホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇7月20日(土)の結果

・LG 中 止 トゥサン(チャムシル)

・SSG 中 止 キウム(インチョン)

・KT 中 止 NC(スウォン)

・ハンファ 4 - 8 KIA(テジョン)

 勝:ネイル

 敗:キム ギジュン

・サムスン 21 - 4 ロッテ(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:イ インボク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ケリー、退団確定でも先発登板」

LGツインズは新外国人投手の獲得を概ね決定。それに伴いケイシー・ケリー投手の退団が確定的となったが、この日ケリーは本人の希望で予告通り先発マウンドに上がった。

しかし試合は3回表途中、雨で中断。1時間39分経過後、降雨ノーゲームとなった。ケリーは中断の間も再開に向け準備を進めていたが願いは叶わず。ノーゲーム決定後、グラウンドでは同僚がケリーを囲みお別れセレモニーが行われた。

ケリーは昨季まで5年連続2ケタ勝利。今季は9回途中までパーフェクトピッチングを見せた試合もあったが、ここまで5勝8敗だった。通算成績は163試合73勝46敗、防御率3.25。

(関連記事:あと3人で…リーグ初の完全試合ならず 1安打無四死球でケリーが完封勝利

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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